異世界ってなにそれ④
「なのです。よろしくお願いします」
この世界でも私のやることは同じ日本にいた時と変わらない。
どこの誰かもわからない相手に性を売っていく
これしかしらないし、これしか出来ない。
「そうなんですね」
「すごい」
「優しくして」
・・・・・・
しばらくしてなのにもこの世界のことがだんだんわかってきた。
ファーディール
これがこの世界の名前
いわゆる剣と魔法の世界のようだった。
昔は神とか悪魔とかが争っていたみたいだけど、今は特にそんなことはなくダンジョンにいってモンスターを倒したり、ギルドがあったりと本当にありふれた異世界だった。
なのには日本でネイルショップを開く夢があった。
その為にお金を貯めていたのだが
それとなく聞いてみたが転移者の例が少なく、元の世界に戻った話等はまったくなかった。
「幸せってなんだ」
自室に戻ってiQOSを吸い、ぼーっと時間を過ごしていた。
手持ちのテリアもあと一箱しかなく、そもそも充電が出来ないのでもーすぐに使えなくなるであろう相棒を手に考え事をしていた。
「なのに何しろっていうのよ」
思い出すのはこの世界にくる直前の客、お前に決めたとか言ってたあいつのこと。
平和な世界で特に争いもない、明確な敵もいない、
なのは行き詰まっているのを感じていた。
「ステータスオープン」
如月 なの
初めまして
「如月 なの」です
お兄様と楽しい時間を
過ごせるように
精一杯ご奉仕させていただきます‼
たくさんいちゃいちゃしましょうね♪
年齢20歳
3サイズT158・86(D)・58・85
何度みてもおかしな表示しかしないステータス
そもそも自己紹介してどうするんだと思いながら
なのは今日も眠りについた。