6、目薬の差し方
科学者の学術会議で、ある研究者が疑問を投げかけた。
「二階から目薬という諺がありますが、一階から二階に向けて目薬を差すのは、可能なのでしょうか?」
好奇心旺盛な学者たちは試してみる事にした。
まず、ある学者が液体を飛ばしやすくする装置を作って、目薬を噴射した。しかし、二階までは全然届かない。
次に、ある学者が装置の威力を強めるように改造した。だが、威力が強すぎたため、目には危険だと判断された。
そこから幾度も調整がなされ、遂に実験は成功。
学者たちは大喜びし、企業と連携して装置を販売する事にした。
「ねぇパパ、あの装置使ってみたい」
「無駄遣いだよ。何せ目薬より値段は高いし、上に噴射する意味は全くないからね」
お読みいただきありがとうございました。
今回は、「二階から目薬、一階からでも出来るの?」っていう疑問から生まれた作品です。
実は当初、タイトルを「目薬、上から差すか? 下から差すか?」にしようと思っていましたが、ラインギリギリだなと思って止めました()
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