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300字小説  作者: 案内なび
23/30

23、ウチの神様

「ずっと気になってたんだけどさ」

 ある日、私が箒で庭を掃いていると、娘が尋ねてきた。

「なぁに?」

「ウチってさ、何の神様を祀ってんの?」

 ――遂に聞いてきたか。

 我が家は代々神職を受け継いでおり、娘も巫女として修行を積んでいる最中なのだが、これだけはまだ教えていない。

 いや、正確には教えたくないのだ。

「ウチの神様はね、ちょっと特殊なのよ」

「特殊?」

「そう。事情があってね、教えられないの」

「ふーん……」

 私の言葉に娘は不満げな表情を浮かべたが、それ以上尋ねてくる事はなかった。

 私はほっと胸を撫で下ろす。

 娘にはウチの神を信仰してほしくないのだ。

 なんせ()は、神として尊敬されるよりも、母として慕ってほしいのだから。

 

お読みいただきありがとうございました。

今回は、ランダムワード「現人神(あらひとがみ)」から連想して生まれた作品です。

現人神といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?

私は某緑髪の巫女の印象が強いですね(ゆっくり茶番劇好きなので)。


この作品がお気に召しましたら、いいねや★、ブックマークをつけていただけると嬉しいです!

感想もお待ちしております!

それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

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