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300字小説  作者: 案内なび
22/30

22、バックファイア

 ある国で奴隷のオークションが行われた。

 男は奴隷を一人でも多く救いたいという思いで会場に参加していた。しかし、所持金の都合上、一人落札するのがやっとだった。そのため、男は奴隷を一人に絞る必要があった。


 オークションが始まった。

 だが男は、一人を救えば他の子は救えないという現実から決められずにいた。

 いよいよ最後の一人になる。もう悩む必要もない。

 男は少年を買い取るべく手を挙げた。

 その時、別の男もまた少年に手を挙げた。

 オークションは加熱していく。

 しかし男が全所持金を提示すると、別の男は黙ってしまった。

 こうして少年を手に入れた男は、彼を大切に育てていったという。


 競り合った相手が少年の実父だったとは知らずに。

お読みいただきありがとうございました。

今回は、現在(6/17日段階で)ネット上で話題になっている「奴隷」から着想を得て生まれた作品です。

因みにバックファイアには、「裏目」「逆効果」という意味があります。男の選択は正解だったのか、或いは不正解だったのか。それはきっと少年次第でしょう。


この作品がお気に召しましたら、いいねや★、ブックマークをつけていただけると嬉しいです!

感想もお待ちしております!

それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

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