1、忘れ物
「はい、こちら甲乙バス総合センターです」
「もしもし。昨日バスを利用した者ですが、傘って届いてませんか?」
「確認いたします。特徴を教えていただけますか?」
「紺色の傘地で、大きさは165センチです」
「え、165センチですか!? 大きな傘なんですね」
「え? まぁはい」
「了解しました。確認しますので、暫くお待ちください」
「もしもしお客様、ただいま確認したところ、そのような傘は届いていないようでして」
「そうなんですね……ありがとうございました」
私は疑問を感じつつも、感謝を伝えて電話を切った。
後日、私が新たな傘を買いに行くと、全く同じ傘が売っていた。嬉々としてそれを手に取ると、そこには65cmと書かれていた。
お読みいただきありがとうございました。
今回は、つい最近起きた私の実体験を元にした作品です。
対応してくださった職員さん、あの時は頓珍漢なことを言って申し訳ありませんでした。
因みに165センチの傘というのは、ビーチパラソルくらいの大きさらしいです。
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それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)