表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

スレッド6 靴を盗んだのはヤンキーじゃありませんでした。

また少しずつ更新したいと思います。

日が少し沈み出した放課後に俺と植野は上級生が学生生活を送っている棟へ向かった。


1日をかけて顔の広い竜王がいろんな人に聞きこみをして植野の靴を隠した先輩の名前とクラスを特定してくれた。やきそばパンパワーは恐るべしだ。いつももっといいもの食べてるだろうに。


3-Dの教室は終礼が終わり先生が出ていく所だった。

先生が角を曲がり姿が見えなくなったのを確認し、俺たちは教室の後ろの扉から中を伺った。

そこで気づいた。名前とクラスは分かったが、顔が分からない。

どうしたものか。

話しやすそうな人に声をかけてみるか?などと思っていると植野が教室の引き戸をバンと開けて

『頼もうッ!山田先輩はいらっしゃいますか!』

いや、頼もうって……道場破り?

教室が静まり返り山田先輩と思われる1人の女性が立ち上がった。小柄な体躯にぶかぶかな制服を着ている。

「よく来たね」

想像していたのとは違う反応だった。

「私の上履きを返してくれ」

「嫌だよ、私が履いているもの」

え?

「変態……?」

「失敬な。私はヤンキーっぽい女の私物が大好きなんだ」

変態じゃないか。


先行きは、不安だ。


それで、

「変態先輩はどうして植野の靴を盗ったんですか?」

「盗った?借りているだけだよ。」

足元を見れば植野と書かれた上履きを履いている。

近くを見回せば他の先輩達も山田先輩を遠巻きにして距離を置いているようだ。変な人なんだろうな。

「君は今失礼な事を考えていますね」

なぜバレた。

「すみません」

まぁいい。

「靴を返して欲しければ、1つ頼みを聞いてはくれないだろうか」

いったい1年生の我々に何をやらそうとするのだろうか


先行きが……非常に不安だ。

ご覧いただきありがとうございます。

星で評価してもらえると嬉しいです。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ