序章
初投稿、初作品でございます。
駄文ですが楽しんでもらえたら嬉しいです。
VR(仮想現実)画面の向こう側の世界なんて夢物語だと言われていたが、その技術が現実のものになって7年。
その技術でVRゲームが誕生するまでさほど時間はかからなかった。
今でこそ良心的な値段になったが発売当時はとんでもない値段で発表をして世間を騒がせた。
発売当初の値段はなんと三十一万円である、これに対し世界各国のゲーマー様方は…
「ヴァカジャネーノ?」
「売る気あんのか?」
「HAHAHA・・・マジで?」
「誰も買うわけねぇだろ」
など散々な言われようであったがこれに対し発売元は値段を一切下げようとはしなかった。
「やれば解る」
この挑発とも言える返答にユーザー側の反応は面白い!なら受けてんよ!と祭り状態であった。
「人柱は任せろぉぉぉぉぉ!」
「俺今日からもやし生活始めるわ」
「・・・ユクゾッ!」
このバカな人柱……もとい勇敢な者達によってVRとはそれ程の金額を出してまでやる価値があると全ユーザーに知らしめた。
それから一年後、世界初のVRMMORPGが発売され爆発的な人気が出て世界をわかせたのは記憶に新しい。
この俺、檜森 鏡もバカな人柱の一人であり自他共に認める生粋のゲーマーだ。
様々なゲームーを戦友達と遊び回り行き着いた先が剣と魔法の世界「ゾディアック・オンライン」だ。
この世界には黄道十二星座をモチーフした十二のワールドが存在し各ワールド事に若干物語が違う。
メインとなるのはそのワールドの星座の物語であり、それにそってメインクエストを進めていくゲームである。
このゲームの最大の特徴は圧倒的な自由度であり、ワールド間の行き来が簡単に出来ると言う事だ。
俺たちはこのシステムと運営の投げっぱなしの対応に鬼畜な難易度が気に入りここに腰を落ち着けた。いざゲームを開始してチュートリアルを終えたら後はお好きにどうぞという洋ゲー仕様でゲーム開始から十分でこれである。
放り出され冒険を開始し、素晴らしく美しい景色を堪能しながら歩いていると脇道に逸れるのは仕方ないよね。
このゲーム、脇道に逸れる=死である事は公式でも言われている事なのだがこの素晴らしい景色に感動してうろちょろして脇道に逸れ、沈するまでがテンプレ扱いになっている。プレイヤーの9割は被害にあっている事から運営は相当性格が歪んでいることが伺える。
脇道に逸れたらレベル五十オーバーの猿が出てくるとか何考えてんだよ! ビビりまくってヘッドギアに内蔵されている安全装置が発動しかけてゲームからシャットアウトされるところだったわ!
この自由なのか理不尽なのか分からんゲームに俺達は五年もやっている。
メンバーは全部で5人という零細ギルドだが、そこそこ知名度のあるギルドだ、なぜなら全員変人であり特殊職業と呼ばれているジョブを取得しているからだ。
レッドヴァニーさんは天魔と言われる天体魔法の使い手でラノベを
語らせたら夜が明けていたなんてこともあった。
まん丸おめめに赤いセミロングの可愛らしいうさ耳美少女である。
……だが中身はおっさんである
みんなからは「うさぎさん」「あかさん」なんて呼ばれており、よく街中で声をかけられる人気者である。
……だがおっさんだ、貢いでる奴らざまぁwww
シオンさんはガンナーと言う不遇職と呼ばれている職業の使い手だ。
何故ガンナーが不遇なのかと言われれば弾薬に掛かるコストが洒落にならないのだ、1度の戦闘で平均3~5万ゴールド掛かり大規模戦闘などに掛かるコストは100万を軽く超えるのでドマゾなプレイヤーか課金して資金を整えないと攻撃職としては役に立たないのである。
だが、うちのギルドは全員サブ職業に生産系を取っており、そのレベルも高レベルであり、弾丸の材料も潤沢なので使い続けていられるのだ。
この人、見た目は超が付く程の可愛いショタッ子のホビット族なのだがお酒大好きでリアルでもゲーム内でも常に呑兵衛なおっちゃんである。
サトルくんは黒騎士の残念イケメンくんだ、どの辺りが残念かと言うとサキュバスやインプ系統のエロ系モンスターを発見すると、回避出来る戦闘なのに突っ込む、んで魅惑などのバッドステータスてんこ盛りの攻撃を喰らってこちらに突っ込んでくる。
街中でぼんっきゅっぼ~んなエロいお姉さんを見ると突っ込んで貢がされて捨てられる、根は凄くいい奴なんだがなぁ~。
ディードさんはダークエルフの我がギルドの紅一点であり、このゲームをβテストからやっている巫女と言うヒーラー最強職の大先輩だ。
この人普段は姉御肌でいい人なんだが思いついたら即実行、後の事は任せた!を定期的にやるトラブルメーカーさんなのだ…。
例えば滅多に市場に出なく、ドロップ率も渋い希少な布をたまたま大量に手に入り、扱い方が決まるまでギルドの共有倉庫に置いておこうと決定したにもかかわらずだ……あのアマァ~
「姉御、共有倉庫に突っ込んでた例の布なくなってたんだが知らない?」
「ん?いや、記憶にないねぇ~」
「ほぉ?・・・ところでその希少な布を大量につぎ込んだかのような
見事な巫女服かっこいいですね」
「それほどでもない」
「・・・オレ オマエ ブッコロス」
「おいバカやめろ」
最後に俺、エルフの拳聖であり【究極ノ一・創】と言うクラフター最高の職業を持つちょっと目付きが悪いらしいお兄さんだ、おっさんではない、27才はまだおっさんではない!
まあ、ギルドマスターであるうさぎさんの元に変人と変態が集まった
愉快なギルド【五暴星】だ。
本編が始めるまでもうちょっと続きます。