表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/25

 現在、PM:6:40。三人は肩をならべて校門をくぐって、下校をはじめる。丁度、部活動を終えた他の多くの生徒たちも見受けられる中、三人も暗闇に包まれ始めた夕方の街に紛れ、歩いていく。三人で一緒に帰るのは久しぶりのことだった。

 大概はそれぞれ別の友達とか、あるいは一人とか、で帰るのだが、文化祭のことを相談するという理由で三人は一緒に、駅に向かった。電車はちゃんと時間を見計らって乗車しなければならない。時刻表を携帯でチェックしながら、三人は帰り道、どんな感じで倒れたのかとかそういう雑談をしつつ、良いタイミングで駅に到着し電車に乗り込んだ。

 ボックス席に三人で座る。雪也と菜霧が横に並び、向かいに陽一。黒、白、金の三色が一つのボックス席でちらちらしているのは、車内でやや目立っていた。

 三人は一息ついた感じになる。

 で、電車もまだ動いていないので静かな雰囲気になったが、他の高校生たちが賑やかにしながら乗車してきたりして、騒がしくなってきた。

 その辺りで、雪也から口を開いた。陽一に向けて。

「保健室の時は聞かなかったけど。思いついた文化祭のアイデア、どんな感じなの」

「ん……、ああ……」

 保健室の時には、いかにも語りたそうにしていた割には、とても歯切れの悪い返事で、雪也には意外に感じられた。菜霧もそう思ったので、首をかしげたくなった。

 もちろん陽一の歯切れが悪いのには理由があって、それはつまり、実際には良いアイデアなど思いついてはいなかったのである。だが陽一は保健室では気持ちが動揺していたために、考え付いてもいない癖に、口走ってしまった。良いアイデア思いついたよ、と。陽一は、雪也と菜霧の視線が痛く感じたので、少しの間何か気の利いた言葉を返せないかなと考えてみたが、結局、なにもおもいつかない。

「……忘れた」

「忘れたっておかしいでしょ」

「元々、思いついてなかったんじゃないのか」

「いや、何か他のこと考えてたら忘れた」

「へえ」

 元々思いついていなかった、は図星なので陽一はごまかした。

 実際、陽一は文化祭のことを話す気分じゃなかった。疲れていた。田中に黒魔術の部屋に招待されて、そこでの時間が陽一を非常に消耗させていたのだった。

 雪也と菜霧は、陽一の顔色が悪いとか、どこかだるそうだったりと見受けられたので陽一にはあまり話しかけない流れに自然となった。話しかけても陽一は疲れてるせいか、話にあまり乗らないため、二人が会話することになった。

 雪也は、『何のためにこうして三人で帰ることになったのか』と思考して、文化祭のことを話し合うんだったなぁと結論付けるから、菜霧とソレについて発言しあう。菜霧は他のクラスがどういう出し物をするのか、自分が知ってることを雪也に話したり、逆に雪也から教えてもらったりしながら、向かい側の陽一の様子が明らかにおかしいなあ、と感じていた。

 あと、菜霧はムズムズしていた。脳味噌が。

 その辺りで、しばらく停車していた電車が、プシュウと扉を閉めると、発車した。

 約二十五分ほどで、三人は下車することになる。それまでの間は話をしていた。

「隣のクラスは全員で仮装をするらしいよ。全員で衣装も作るらしい」

「一年生は二つのクラス合同で何かしようとしてるところもあるらしいね」

「ああ。そういえばバンドをやるって話を耳にしたな。でも人が集まらないって」

「今からじゃ間に合わないんじゃないかな。うーん、喫茶店とか王道かなあ」

「もう他のクラスが決めてるんじゃないか。かぶるぜ」

「多分うちのクラスが一番遅いんじゃないかなあ。いやあ大変だなあ」

「急がないと出来ること限られてくるし。もうこの際開き直ってさ、すごい簡単な内容にすればいいんじゃないの」

「うーん。ああ全員で仮装パーティーとか楽しそうだからやりたかったな。 もう遅いけど」

「なんか、ぐだぐだに、なりそう」

「うんこれはもう、やばいよね」

「やばいと思うな、ほんと」

「もうさ何もやらなければいいんだと思うよ、ほんとうに」

「私もそんな気持ちにはなってきたかもしれないなあ」

「適当でいいんじゃないかな。そもそも何で二人で頭悩ませてんの。まとまんないの。だったらもうまとまんないままさ、誰かに救済策を出してもらうまで待ってればいいんじゃない」

「まとまんなかったのは確かに二人だけじゃなく、全員の責任だったなー」

「しかし、なんでそんな流れになったのか謎だね。謎だよ、謎。大変だな…………」

 電車の外には水田が広がっていて、少し小高い丘といった程度の山もある。民家の数は進めば進むほど減っていくが、雪也と菜霧と陽一が住んでいる場所は、もうちょっと賑やかだ。

 今電車が通過している場所は、まさしく田舎と言って差支えがない。

 先ほどまでは、まだわずかに太陽が田舎の風景に差し込まれていたが、もう完全に暗闇に包まれているから、さびしげな街灯や、車のテールランプやヘッドライトの明かりが目立って見える。電車はそういった景色の中を、線路に沿って、突き抜けていた。

 雪也はそういう窓の外の景色を眺めたりはせず、文化祭の話をしていた。

 文化祭の話をしていると、自然と作っている歩行ロボットのことが思い浮かんだりするのだった。

 何で、可愛らしい歩行ロボットを作ろうと思ったかと言えば。

 それをしなければならない、という変な気分のせいだった。

 したい、というのとちょっと違って、しなければならない、という気分だった。

 雪也は可愛らしい歩行ロボットを作ろうと決めた瞬間という奴を、覚えていたりする。二週間前ほどのことだが、気分が最高に悪かった時のことだ。雪也にとって文化祭までにあのロボットを完成させることは、雪也にとってしなければならないことだと、雪也自身が一番わかっているからこそ、最近はそのことを良く思い出し、考える。

 それに集中することで他の様々なことを考えないようにしているのかもな、と、雪也は鬱々思う。

 鬱々しはじめた雪也は言葉数が少なくなる。菜霧と雪也の会話は行き詰まり、黒金白で埋まっているボックス席は、静まり返った。

 雪也は俯いている。

 陽一は窓の外の田舎景色を見ている。

 菜霧はそんな二人を目をパチパチして見ていたが、話し相手もいなくなったので、自然と彼女も自分の、先ほどから脳味噌でムズムズしていた感覚と対峙することになる。

 対峙する内に浮かび上がってくる。

 ――なにか――き――おく――

 丁度、三人が下車する駅名が、車掌によってアナウンスされる。その時に、彼女に鮮烈な、鮮烈にもほどがある、鮮烈すぎる、映像が走り去った。

 走り去ってしまったから、次の瞬間には忘れてしまっている。車掌によるアナウンスが終わった時には映像は電車の外の、田舎の風景に取り残されてしまい、去ってしまった。菜霧は自分の意識がかすんで消えてしまうのを、いつも通りに理解した。いつも通りに散り行く意識。

 菜霧に入り込んでいるソレが目覚めて、菜霧自身は意識を失った。


 彼女の白髪が、ながく、ながく、のびる。


 長く伸びた瞬間を誰も目撃できなかった。一秒ともかからぬ間の出来事。

 菜霧は両目を瞑っていた。すやすやと眠るように。

 そのことに気が付かぬ向かい側の陽一は、窓から目を反らし、

「さて、と」

 アナウンスもあったので、鞄を手に取り、下車の用意を始めた。雪也も、陽一が用意を始めたのにつられて下車するための動きに入った。その辺りで、陽一が菜霧が眠っているとわかった。

 もちろん眠っているのではない。彼女は意識を失っている。

 そして変化に当たり前に気が付く。だってそうだろう、白髪がロングになっていた。

 陽一の目の前の菜霧は、髪の毛、短かったのに。前髪は伸びておらず、都合良くそれ以外の部分ばかりが伸びていて、腰まで長さがあって。

 混乱し固まってしまった陽一はまばたきもせずに菜霧のあり得ない変化を見つめた。

 陽一がまじまじ見ている視線を追って、雪也も、菜霧を見た。雪也も、長髪を見た。雪也もそして固まった。二人は腰を浮かしたまま、身を強張らせた。

 すやすやと眠りに落ちているかのように目を瞑っている菜霧は、睡眠中のようだというのに、ふふ、と笑うように呻きを洩らした。

 そのすぐ後に、電車がガタンと一揺れする。

 一揺れした後に、ちょうど良く電車は速度を落としていく。三人が降りる駅にもうすぐ、到着するのだ。今にも大声で笑い出しそうな様子で、ふふ、ふふ、と眠りこけている菜霧は呻いていたが、ついには口を開いた。


 ――覚えてるか、きみたちは


 いや、菜霧の口調ではなかった。菜霧とは違って、ハッキリとした発音。

 凛とした、透き通るような声遣いだった。まるで全ての音を遮って彼女の声だけが二人の耳に届いて脳味噌に染みるかのようだった。菜霧のか細い声音とはまったく違う。

 雪也は呆然としてしまって目をパチパチさせる。

 だが陽一は保健室に現れた時のような青冷めた顔色になり、表情は怒りの色を湛えた。

「……何、寝ぼけてんだよ、おい……」

 電車の中だからこそ声を抑えてはいたが、明らかに陽一は怒っていた。

 というのも、陽一は昼に田中 由美に聞かされたことを思い出していた。

『深湖 菜霧にこれから振り掛かること』

 未来、確実に深湖 菜霧には不幸がやってきて、そして、彼女には大きな変化が現れるようになる。その変化は誰にも止めることは出来ない。

 陽一は明らかたる変化を現した菜霧をわなわなとした表情で見つめながら、田中の言っていたことを、次々に、思い出す。

『この花。これはね、彼女の持っているストラップの一部分なんだ。良く出来ているよね。一瞬くらいは本物と見間違う造りだね。と、そんなことはどうでもいい。何で今これがここにあるのかというと、私が彼女の命を救おうと思ったからだよ。黒魔術で悪魔を呼び寄せて、彼女に襲い掛かるであろう不幸を、私が悪魔を使って振り払ってあげようと思ったのさ。それで、このストラップの一部分である花、をひっそりと菜霧ちゃんから奪ってね、こうして儀式に使わせてもらってるわけさ。……さて、こんなことをしてる私たちを笑うかな、上ノ原 陽一? 信じられないかな、こんな人間がいるということが。私たちは、彼女に将来発生する不幸を、知っている』

 田中 由美は頭がおかしいのだと思っていた。

 最近、そういう連中が学校に多くなっているという噂を、聞いたことがあった。

『一つ忠告しておこう。

 もうすぐその時はやってくる。上ノ原 陽一。私たちは一応こうして儀式をやって菜霧ちゃんを助けてあげようと思っているんだよ。でも、これは気休めに過ぎない。そして上ノ原 陽一、お前は覚悟しなければならない。ここに呼んだのは、お前に覚悟させるためだった』

 陽一は話半分で、聞いていた。

 黒魔術などというオカルトの儀式のために、菜霧の所持品を奪われて奇妙な儀式に使われるのさえ気分が悪かった。

 そして陽一はやけに真剣に執り行なわれる儀式を、長い時間ずっと見せられて、部屋から出してもらえないまま放課後に。(部屋に拘束された理由は、菜霧のことを思える人間が多い方が黒魔術は上手くいくからということだった)

 儀式の途中、

(そもそも人を救うつもりの儀式は、もはや黒魔術の儀式とは言えないんじゃないか?)

 と思ったが口には出さなかった。

 解放されてから、陽一は雪也にメールを打ち(あまりの長時間の拘束でどっと疲れたためにメールも自然と短文になった)、菜霧がもう帰宅したかどうか、しっかり確認しておこうと思い『2-D』に向かった。

 そして、深湖 菜霧が教室で倒れた、と『2-D』の男子生徒に教えられた。

 陽一は、頭がおかしいはずの田中が言っていたことが現実に近づいてきたのを感じざるを得なかった。顔は青ざめて、保健室へと急いだ。そして意識を取り戻していた、菜霧と、安堵している様子の雪也を見た。

 菜霧が倒れること自体はよくある出来事。

 だがタイミングがあまりに良すぎじゃないだろうか。

 本当に、これから、何かが菜霧の身に降り掛かるというのか。不幸が。

 そう感じざるを得ない陽一は、保健室で二人との出会い頭、共通の話題を搾り出した結果文化祭のことが口に出たが、実際問題、文化祭どころではなかった。  

 そして、今。

 電車の中で、あり得ないほどの変化を目の当たりにして、陽一は戸惑った。

 戸惑いは、すぐに怒りへと転じていた。

 わけのわからぬこと。いや、わかりはするのだ。だが、よくわからない。

 わかるのかわからぬのかもわからぬような。

 そういう戸惑いはせめて怒りに転じさせなくては、何も出来なくなってしまいそうだった。

 何も出来ない自分など、陽一は、そんな自分であっては駄目だろう、とは思っている。だから陽一は戸惑いであたふたするよりは、怒りで浅はかたる行動を取った方がまだマシだと、感覚的にそう選択している。

 怒りの命じるままに、陽一は髪の毛が急激にのびた菜霧の、片腕を握り、引っ張った。

 雪也は陽一があまりに平常でないことに驚いた。もちろん菜霧が髪の毛をのばしたことにも驚いているから、二重に驚愕するのを隠せない。

 驚きすぎて雪也の思考回路は停止していて、陽一が眠っている菜霧を腕ずくで引っ張り起こす様を、映画でも見てるような、他人事のような気分で眺めていた。

 だがすぐに思考回路を復活させて、

「陽、無理矢理ってのは……」

 と口に出したその途中で、今度は雪也の思考回路ではなく、走っていた電車が停止した。

 プシュウ、と扉が開く音。

 車掌のアナウンスが駅名を、数回繰返し、告げる。

 他の乗客たちも降りていく中、陽一を先頭にして三人も電車を降りようとする。(菜霧は明らかに眠っているらしげなのに、夢遊病のごとくに足は動いていた)

 白髪がのびた菜霧の姿というヤツは、車内で大勢の目をひいていて、目立っている。当たり前だ、白髪など車内には菜霧以外には誰もいないのに、その白髪が増量したのだ。

(あ……)

 菜霧をチラとうかがう大勢の中に、陽一と校舎内でぶつかってストラップを落とした女子高生が、いつも一緒に行動する二人と一緒に、つり革にぶらさがっていた。

 女子高生三人の内二人は、会話に夢中で菜霧の目立つ姿をそもそも目視しなかった。

 だがミナ、と呼ばれるその女子高生の内の一人は、菜霧の姿を眼球に捉えた。

(あれが、深湖 菜霧……)

 ミナは自分の携帯ストラップをぎゅうと力強く握り締めた。ミナは菜霧の髪の毛が本来はもっと短いということを知っているため、急に長髪になっているのは、普通、不思議だと感じるはずであろうが、不思議だと感じていなかった。おかしなことだ。なのに、不安だとは感じていた。

 ミナの握っている携帯ストラップは、六芒星と悪魔が、モチーフ。

 女子高生三人の内の二人が、ミナが不安そうにしていることに気が付き、どうしたのと声を掛ける。

 ミナは、ううん、なんでもない、と笑顔をつくった。

 電車が次の駅に向かうために、チャランラン、チャランラランン、とベルを鳴らしてから、プシュウと扉を閉める。

 ミナは深湖 菜霧と上ノ原 陽一と遠夜 雪也が見えなくなるまで、視線を送っていた。

 やがて電車が発車して、ミナは電車に揺られて三人から遠ざかっていく。

 三人は駅のホームで、立ち止まり、話をしている。

 電車が音を経てて、ホームから去っていく。小さな駅なので、電車が線路に沿って遠くへと去っていくと、もう夕陽も落ちたせいもあって、静寂に包まれていた。

 三人と同じ駅で降りた他の乗客たちは、すでにホームから歩いていなくなったために、駅のホームに残っているのは三人だけだった。

 

 彼女の白髪が、みじかく、みじかく、ちぢむ。

 

 またも一秒の間も置かず、菜霧の白髪の長さは大きく変化した。

 菜霧はそれと同時に目を覚まし、深刻そうに話し合っている陽一と雪也をキョロキョロと見比べた。

「あれ、また倒れた?」

「意識を失ってたんだよ、お前はさ」

「倒れはしなかったが」

 陽一と、雪也は、顔を見合わせていた。

 電車を降りてからすぐ。菜霧が意識を取り戻す前に、陽一は今日のお昼に何があったか、おおざっぱではあるが雪也に語った。黒魔術との出会い。田中が告げる、深湖 菜霧に降り掛かる不幸。菜霧のストラップを調べてみれば、たしかに花の取れてしまっている有名キャラクターのストラップが、ある。

 そして先ほどの、髪が突然のびて、そして今は、ちぢんでいる、という現象。

 雪也と陽一は、これは深刻なことかもしれない、ともはや察している。

 幻ではないのだ。たしかに目撃した。

 そして陽一は同じ日に伝えられた。田中という何を考えているかわからない女子高生から伝えられたのは、絶望。

 最近は、調子が良くなってきていたはずだった。

 菜霧の発作が起きる回数は、年々減ってきていた。

 にもかかわらず、突然に、転機がやってきた。

 駅のホームの薄暗い向こう側を、よくみかける駅員の人が、懐中電灯を持って歩いていた。駅員はキャップを深々と被っているから、影のせいでのっぺらぼうのようになっている。

 ホームを照らす仄かな蛍光灯たちは、パチパチと点滅しているものが多い。羽虫がたくさん飛び交い、蛍光灯と触れあって遊んでいる。

 夏も終わりかけの、やや肌寒くなってきた気候。最近、夏服ではなくなったばかりの学生たちの姿はもはやホームから消えていて、雪也、陽一、菜霧の三人だけが取り残されたかのよう。

 うす暗い明かりと、真っ暗闇がある。

 強くは無い風が、夏のものを過ぎていて涼しい。

 菜霧は何か様子がおかしいことには気が付いているわけだから、彼女の表情もこの人の少ないホームのように、うっすらと暗いものになってしまう。暗いのは、陽一と雪也も、一緒だ。

 だけど暗いままではいられなかった。

 当たり前のように、暗いのは嫌だった。

 陽一は人差し指を、陽の落ちた方角、つまり西へと向かって突き出した。

 そして、

「あっちにいこうぜ」

 と言って、先頭を歩き出した。

 彼ら自身の、故郷を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ