全く見覚えのない顔
?:「何笑っとるん?」 そうやって、俺の後ろから突然声がした。
振り向くと、そこには制服から拝見して、同じ学校の奴が立っていた。
俺:「誰だっけ?」 全く見覚えのない顔に、俺は質問をする。
?:「誰って・・ヒド~イ!!!」
:「同じクラスなんやから覚えてくれててもええんちゃう?」
:「ねっ? た か のくん」
『同じクラスだからって・・・』
『今日が初登校なんだからわからなくったって仕方ないでしょ?』
俺は心の中で、そう呟く―――――。
だが、ここでショウが口を開いた。
翔:「オマエは確か・・・▲▲中学校の蒔田真じゃないか・・・?」
:「ケイ・・・こいつは●●市南地区で知らない学生はいねぇーくらい有名な奴だ!」
“俺は西地区だからわかんねぇーーーーーよ!!!”
っと、俺が突っ込みを入れようとした瞬間、蒔田真が口を開いた。
真:「そんなんじゃないよぉ~」
:「ただなっ?」
:「空手やってたもんで、少し強いってなだけで、、、」
:「別に有名ってほどでもないんやで?」「ホンマに・・・」
俺はそれから少しして、マコトが地元で有名な存在になった理由を聞くことになる。
どうやら、マコトの一番最初のケンカは友達が原因らしい。
時は遡り、マコトが中2の時である。
その時、マコトはゲーセンで友達と3人で遊んでいた。
そして、地元のヤンキーに絡まれたマコト達は、そのヤンキー達を返り討ちにした。
そう、、、友達もマコトも可愛かったので、ナンパされたのである。
だが、ナンパをして殴られましたじゃあヤンキー達の方も堪らない。
だから、ヤンキー達の復讐劇は始まるのである―――。
だが、マコトは強かった。
何回ヤンキー達が戦っても、何人でヤンキー達が戦ってもマコトには敵わなかった。
そう、、、それが蒔田真最強説の始まりである―――。