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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part3
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私の腕時計

  そんなことを考えていたら、いつの間にかショッピングセンターの目の前にいた。


  『今何時何だろうか?』 そう頭が指令を出すので、私は腕時計を見ようとする。


  しかし、今回ショッピングセンターに来た目的は自転車を取りに来るのと、腕時計を買うためだったので、もちろん腕なんてところには付いておらず、見ようとして見れるものではなかった。


  だから、さっそく私は腕時計コーナーに向かい「可愛いのがないかな♪」と探し始める。






  この前壊してしまったのは、大好きなおにぃちゃんから貰ったもの。


  だから、壊れた時はとても悲しかった。


  けれど、今はなんだか楽しい。


  《自分で好きな時計を選び、それを自分の腕に付けることができる》


  そんな当たり前がとっても嬉しくて、私は気に入った物を手に取って付けてみた。


  すると、「可愛い・・・」という言葉しか出てこない。


  私はそれをレジに持って行き、「これください!」と言って、時計を買った。











  それから、買った時計の時間を合わせるために、近くにあった長椅子に座る。


  今の時間は、11時20分。 私はその時間に時計の針を合わせた。


  そして、“よーし”って思いながら、その時計を腕に付けた。




  そして、思うのである。


  『やっぱし可愛い・・・』


  けど、さらに思うのである。


  『980円で少し高かったなぁ・・・』っと―――。

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