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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第二の視点 part1
8/113

幼馴染の家の中に

前から中に入ります。

そんな一話です。どうぞ!!

11月9日、13時27分、、、


  “ピンポーン”


  私はチャイムを1度鳴らした。


  しかし、出ない…。いや、出てくれない。


  どこかに出かけてるのかな?


  希望を忘れず、もう一度…。


  “ピンポーン”


  ただ、家の中に(むな)しく広がるだけ…。


  勇気を出して「集金に来ました!!」っと口に出す。


  すると、“ガチャ”っと玄関が開いた。


  『やったー!!』 口に出して叫びたかったが、意地と根性で無理やり抑え込んだ。


  そして私は「久しぶり…」「覚えてる?私のこと…」っとふてくされたように言った。


  「あっあぁ…」 っと何とも微妙な声で答えるさとる。


  それに続いて「何よ!つれないわね!!」っと本音を一言…。


  それから「あがっていい?」っと私は聞いた。


  しかし、さとるは「あぁ…」っとこれまた微妙な声で答えただけだった。






  ドクン ドクン ドクン―――――。


  階段を上がり、さとるの部屋にゆっくりと向かう。


  そんな中で、私の心臓のドキドキがバクバクに変わっていくのがわかる。


  一歩、また一歩と近づくたびに、私は映画の音響(おんきょう)みたく大きくなった。


  “ギギィ・・・”


  扉が開く音…それが私には小さく聞こえる。


  さとるの部屋はどんな部屋なのだろうか?


  殺風景で何もない部屋なのだろうか?


  それとも足の踏み場がないぐらい汚い部屋なのだろうか?


  私はそんなことを考えながら、さとるに続き部屋に入った。






  部屋はキレイに片づけられていて、どっちかっていうと殺風景の部屋だった。


  一人暮らしの男の子なんだから、エッチなポスターの1つや2つは壁に貼ってあるかと思っていた。


  しかしそんなものは1枚も見当たらず、私の期待?とは全然違った…。






  それから私たちは少しの間、見つめ合っていた。


  そして、私はこうしていられるだけで幸せだと思った。


  『あぁ…あの(こと)がなければなぁー』


  私はそんなことを思っていた。


  しかし、そんな幸せをずっと感じるわけにはいかなかった。


  私はさとるにお願いに来たのだ…。


  事件解決の手伝いについての…。

私の部屋は汚いです(笑)

殺風景ではありません^^

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