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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part3
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いつも通りの時間

  それからは、いつも通りの時間を過ごしただけだった。


  ご飯を作って食べて、その使った皿を洗ってお風呂に入る。


  別に、いつもと何も変わらない時間を過ごしただけだった。






20時17分、、、


  私はベッドに入ろうとするが、《また殺した人達の力が現れるのではないか?》という疑問が頭を駆け巡り、なかなか怖くて寝付けそうになかった。


  しかし、1回布団の中に入ってみると、何のことはない。


  別に、さっきと変わらない“普通”の日常。


  もし、違うとすれば、私の頭の中にある“考え”だけ。


  だから、ベッドに入っても2つの力が現れないことが、逆に私を気持ち悪くした。
















  しかし、時間が経ってしまえばそんな気持ち悪さも忘れ、朝目覚めるだけとなってしまった。


  そして、その朝すらも、別に普段と変わり映えのない朝。


  パジャマから着替えて、歯を磨く…。


  そして、その後、私の好きなヨーグルトを食べる。


  その様子は《今の私を見て、誰も人殺しとは思わないだろう》と自負するほどだった。



  だが、そんな風に余裕を見せていても、所詮人殺しは人殺しなわけで、昨日置きっぱなしにした自転車を取りにいかなくてはならなかった。

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