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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part3
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ドキドキする行為

  私は血の付いたワンピースを脱いで、家から持ってきたワンピースをカバンから取り出して、着替えをし始めた。


  と言っても、ここは道路のど真ん中。


  いくら通行人はいないと言っても、ドキドキしないはずがない。


  私は殺しの熱も冷めないうちに、次のドキドキする行為を始めていた。




  だが、そんな話も虚しく着替えはすぐに終わってしまい、殺しの時のような快感を味わえないまま、私はワンピースをカバンの中にしまった。


  そして、その場所から家に帰るために、私は遠くの方に見えているバス亭まで歩くことにした。











  『時計は、、、車の中にあった時計は、確か12時43分だったなぁ・・・』


  っと私は記憶を辿って、時刻表と照らし合わせる。


  次にバスが来るのは、17分後。


  私は、その17分を《とても長い》と感じることになる。


  だって、私のいるこのバス停の数百m先には、私の殺した死体がある。


  ばれるかばれないかが、とっても怖かった。


  『あぁ、早くバス来ないかな~?』


  『早く来てくれないと、私が犯人だってばれちゃうじゃん!!』


  私は、心の中でそう叫んだ。
















  しかし、そんなことを心配していた私は、それから間もなくしてバスに乗り込み、ガタゴトと道のデコボコに合わせて揺れるのであった。

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