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悪魔は染める
アハハハハ・・・アハハ・・・アハハハハ!!!!
そうやって、心の中で叫ぶ狂気。
いいや、、悪魔と呼んだ方がしっくりくるかもしれない。
私は自分自身が怖くなった。
だんだんと、自分が黒くなっていくのがわかる。
あの大好きだった白のワンピースが黒になったように、いつか自分も真っ黒に…。
真っ黒になってしまうのが怖くなった。
けれど、悪魔は悪魔でしかなかった。
結局、私を黒く染めたのだ。
夜よりも暗く、夜よりも美しく、夜よりも綺麗な色へと―――――。
私は落としてしまったハサミを拾って、さっきよりも強る握る。
それは、彼女達をこの手で殺すため…。
自転車に乗って、のうのうとこっちに向かってくる女子高生を殺すためだった。
次回からは、グロくなります。
しかしながら、文才がない故、そうでもないかもしれません。