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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part1
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ゾクゾクするニュース

  私はお腹が空いたので、テレビの電源を入れた後、朝食を作り始めた。


  まず始めに、ご飯は昨日炊いておいた。


  なので、卵でも焼いて、適当に食べようと思い、私はフライパンに油をひいて、卵を焼き始める。


  そして、完成した卵焼きを皿に盛りつけて、私は食べ始めることにした。






  一口、また一口と食べ進むと、ニュースが始まる音がテレビから聞こえてきた。


  「みなさん、おはようございます」


  「おはよう…」


  私は家の中で「おはよう」という言葉を誰にも言うことはできない。


  それは、言う相手がいないから…。


  そんな寂しさと言うのかを、紛らわすために、私はニュースキャスターに、毎朝「おはよう」と言っていた。


  そんな理由もあって、テレビを見ていた私だったが、それ以外にも理由はあった。


  それは、ニュースが面白いから。


  それは、ニュースがとても面白いから。


  ニュースは、世間の目があって、殺し方とか、殺され方とかが詳しく報道されない。


  だから、視聴者である私達は、自由に妄想(かんが)える権利がある。


  いいや、むしろ義務とでもいうべきだろうか?


  この被害者は、どのように死んだのか?


  どのようにして殺されたのか?


  “ブスッ”とナイフで殺されたのだろうか?


  何度も何度も刺されて、死んだのだろうか?


  痛い中、どれだけの意識を保つことができたのだろうか?


  刺された感覚は、キモチヨカッタのか?


  果たして、どうなのだろうか?


  考えただけで、ゾクゾクする!!!!


  だから、私はニュースが好きだ。

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