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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part1
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家族という存在

  私はお風呂から出ると、体を拭いた。


  そして、水滴がなくなった頃、私はタオルを洗濯機に入れた。


  私の家族は、おにぃちゃん以外に誰もいない。


  なぜいないのか?いつからいないのか?、、、


  そういったことは全然わからない。


  ただ、何処にもおにぃちゃん以外の家族の姿がないのだ。


  アルバムにも、私の心の中にも、、、






  だから、私は洗濯機だって、料理だって、何でもできてしまう。


  おにぃちゃんは、私が2歳の時に死んでしまった。


  けれど、おにぃちゃんは、私の心の中で、今も尚生きていると信じている。


  その理由は、私はおにぃちゃんが大好きだった。


  正直、2歳の時の記憶なんて曖昧で、よくわからない。


  けれど、私はおにぃちゃんが大好きだった。


  だから、私がおにぃちゃんのことを信じて、“生きている”って思わないと、ダメなんだ。


  私は何故か、そんなことを思っていた。

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