目標設定
しかし、私はやるべきことを思い出した。
『いけない、いけない、、、今日は偵察だったんだ、、、』
『そもそも、武器は持ってないんだから、人殺しなんてできないし…』
『でも、今度来た時は、殺すんだからだから、怪しまれないようにしなくちゃ!!』
そう自分に言い聞かせて、偵察を開始することにした。
私の狙っていた学校の門をくぐると、入り口の警備室のところで「どこの子だい?」と質問されたけれど、「おねえちゃんに会うために来た」と言うと、すんなり入れてくれた。
『ウザい警備員!!殺しちゃいたい!!』
『でも、ダメダメ、、、』
『私の殺す相手は女の子なんだから!』
そう思いながら、学校を偵察のためにうろうろしていると、わかったことがあった。
やっぱり、女子高と言っても、可愛い子からブスな子まで色々…。
『どうせ殺すなら、可愛い子の方がいいよね?』
そう、私の胸が訴えるので、《殺す相手を可愛い子にする》と目標を設定することに決めた。
しかし、そう設定したためか、可愛い子を見ると、心の奥底がウズウズするのだ。
『もう、我慢できない、、、』
そう心が訴えるので、今日は家に帰ることにした。