少女の趣味
趣味ですか…
そうですね…
曲聞くこととか、小説を読んだり書いたりすることですかね。
しばらくラーメンの音だけが続いた後、例の電話のテープを聞いた。
そもそもなぜほたるがオレに相談してきたかというと、昔のオレは推理が得意だった。
別にオレ自身は推理が得意とか、そんなこと思っていなかったが、昔のオレは何から何まで推理しなくては気が済まなかった。
よく言う、「やめられない・とめられない」である。
そんなオレのところに、大好きなほたるが相談しに来てくれた…。
また昔みたいに、2人で笑って過ごしたい。
オレはなぜかそんなことを考えていた。
「次はあなただよ…」「わたしが殺してあげるから…」
テープから聞こえる可愛らしい声、、、
「おねーちゃんみたいに可愛くて魅力のある人を殺せるなんて、考えただけでゾクゾクしちゃうんだから…」
「そおだなぁ~」「かわいいおねえちゃんはぁー」
「は・く・せ・い」
「剥製にでもして、わたしのお部屋に飾ってあげる!」
「あはは!あはははは!!あははははははぁ~~~~~!!!」
・・・甲高い声がオレの耳を劈く。
ほたるは折れそうな声で聞いてきた。
ほ:「あたし剥製になっちゃうの?」 声がいつになく震えている。
俺:「されるわけないだろ?」 オレはそう言って安心させ、声の主の正体を記憶の中で辿っていった。
剥製…ね……
まだグロくはないですけど、後半グロくなります。