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励ましあった日々
けれども、そんな風に、2人で励まし合ってきた日々は、永遠ではなかった。
6月9日、私の誕生日の5日前、、、
16時半を過ぎた頃、私達2人はケンカした。
私:「なんでわからないの?」
そう、私はさとるの部屋で叫ぶ。
さ:「いや、その、、、ごめん、、、」
ここで、なぜかさとるは謝った。
さとるに悪いところは1つもないのに…。
しかし、私はそれをさらに責め立てる。
私:「「なんで?」って聞いてるのに、「ごめん」って答えはおかしいんじゃない?」
さ:「ごっ、ごめん、、、」
私:「だーかーらぁー」
:「そのごめんがダメなんだって!」
私は、あきれ気味にその言葉を発した。
さ:「そんなこと言われたって、わかんないものはわかんないし、怒られたってそれがわか―――」
ここで私はさとるの言葉を遮った。
私:「もう知らない!」
:「うじうじしてばっか・・・」
:「男なんだから、もうちょこっとしっかりしたら?」
そういって、私はさとるの心にナイフを突き刺した。