夢の中から
夢ですか…。
夢ではないですが、寝違えました。
少女は夢の中で言った。 「私の名前は“アイリ”」「この前はごめんなさい」
「私、あのときは慌てていたから、まともに謝りもせず・・・」
そんな少女の言葉を聞いて、オレは言った。
「気にしないでくれ、あんな時間だったんだし、気を付けてなかったのはお互い様だからさぁ・・・」っと。
その“アイリ”と名乗った少女は、オレがぶつかった少女と瓜二つだった。
しかし、ぶつかった少女はが着ていた服は真っ白のワンピースであり、“アイリ”と名乗った少女は真っ黒なワンピースだった。
オレはその服の違いに少しの違和感を覚えたが、話が弾むにつれ、その違和感もだんだんと薄れていった。
「ポーン、、、」
なんだ?この音は…。オレは不思議に思ったが、アイリとの話があまりにも楽しいので話を続けていた。
いやっ、続けるつもりだった。
その「ピンポーン」という、何度も鳴るけたたましいチャイム音でオレは目覚めてしまった。
俺:「なんなんだよこんな時に!!」 そういって時計を見る。
ただいまの時刻は1時28分、、、
『な!もう昼かよ!!』
そんなことを思うオレに追い打ちをかけるかのように玄関から声がした。
?:「集金に来ました~!」
『はぁ…めんどくせぇ…』 オレはそう思いながら玄関を開けた。
“ガチャ” 玄関を開けるとそこには懐かしい顔があった。
?:「久しぶり・・・」「覚えてる?あたしのこと・・・?」
俺:「あっ、あぁ」「忘れるわけないだろ?」
…まさかこいつが訪ねてくるとは思わなかった。
そんな思いを察したのか、
?:「なによ・・・つれないわね・・・」「あがっていい?」 っと言う、オレの幼馴染。
そんな幼馴染にオレは少しぎこちなく「あぁ」と答える。
『こいつが家に来たのは何年ぶりだろうか?』、、、
そんなことをオレは考えながら幼馴染を部屋に招き入れた。
私の部屋は立ち入り厳禁です(笑)