表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第一の視点 part2
23/113

恐怖は足を止める

ジェットコースターのような絶叫系はOKですが、

お化け屋敷のような恐怖系はどうも苦手ですね。

  それは、憎悪を心の底から抱いたような声だった。


  しかし、オヤジはそんな声に負けない力強い声で言葉を放つ。


  「俺は裏切ってなどいない!」


  「お前の犯行に足が残っていたんだ!!」


  「俺は断じて警察などに言っていない!」っと―――――。






  その後、オヤジはオレに向かって一言だけ言った。


  「逃げろ…」っと―――――。






  しかし、幼いオレは、足を全く動かすことができなかった。


  恐怖、、、


  これが幼きオレの足を止めたのだ。


  しかし、そんなオレを本田は気にしなかった。


  泣きじゃくるオレの前で、何度も何度も何度も何度もオヤジを刺したのだ。


  「俺は被害者なんだよ!」


  「俺は何も悪くない!!」


  「お前の所為で!!!!」


  「オマエノセイデ!!!」


  ――――――――――――――――――――


  ―――――――――――――――


  ――――――――――


  そして、こんな悲惨な状況の中に彼女は現れた。






  “ブス”

      “ブス”

          “ブス”

              ―――


  その虚しい音が部屋に響く中、、、


  「さーと-るぅー」「あーそーぼぉー」という声を携えて…。

幼い無邪気な声…。


なんだか、かわいそうです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ