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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第三の視点 part1
19/113

自分を憐れむ独りの男

自分は一人ぼっち…。

そう思う事がたまにあります。

  俺は事件について…。


  そして、奴について…。


  そして、捕まったことについて考えた。


  しかし、考えても考えても“イライラ”募るばかりだった。






  なぜなら、俺は二重人格者であったから…。


  人を殺したのは、普段の俺ではなく、もう1人の俺…。


  女子高生連続殺人事件の犯人は、俺ではないのだ。


  今の俺は、、、


  普段の俺は、急に気を失い突然目を覚ますと、目の前に人が死んでいる。


  そんなかわいそうな俺を誰が責めることができようか?


  そう思っていた。


  しかし世の中はそんなに甘くはなく、俺を見捨て(さげす)んだ。


  そうなったのは全て奴のせい。


  俺はそう考えた。


  …でなければ誰を責めればいいのだ?


  目に見えないもう1人の俺か?


  それともかわいそうな俺自身か?


  そんなことは、俺にはできなかった。


  奴はプライバシーの保護とかいうやつを無視して警察に話した。


  それが奴にとっての全てであり、俺はそれが気に入らない。


  この俺も、もう1人の人格(おれ)の被害者なのに…。

次回から第一の視点に戻ります。

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