表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第三の視点 part1
17/113

脱獄成功!!

脱獄なんてできない…。


そう思った方!!実践してみては?

  俺がニヤリと笑った直後、後ろで爆発音がした。


  それは銃声…。


  また撃たれると思った。


  だが、俺は何と運のいいことか!?


  その時俺は足元の石に(つまず)いた…。


  そう俺は助かったのだ。


  しかし、そう笑ってもいられなかった。


  なぜなら、どんどん加速して近づく地面…。


  肩をかすめる弾丸。


  裂ける囚人服。


  俺はやっとのことで、地面に両手をついて体重を立て直した。


  しかし、追手は続く…。


  俺は必死にもがき走る…。


  俺は死ぬ気でもがき走る…。


  苦しいなんて言ってられなかった。


  しかし、その苦しみの先に栄光はあった。






  そう、、、


  俺は脱獄に成功したのだ。


  俺は勝ったのだ。


  しかし、まだ油断はできなかった。


  追手が近くにいるのは確かだし、自分の家もマークされている中、動ける範囲が選択される。


  だから、俺は道端で出会った俺と同じぐらいの年で、俺と同じぐらいの体型をした奴に殴り掛かった。


  すると、そいつはいかにも弱虫そうな声で「うわぁ」と一言放ち、気を失った。






  俺は囚人服を脱いで、そいつの着ていた服を奪い着替える。


  そして、金は無いかとポケットを漁ると財布があったので、俺は腹を満たすことを決める。


  財布の中には1万500円入っていて、目の前にはファミレスがあった。


  もう、ファミレスに入る以外の選択の余地があるだろうか?


  いいや、ありはしない。


  そう思い、俺はファミレスに入りハンバーグ定食を頼む。


  『うまい!!なんとハンバーグはこんなにうまいのか!!』


  そう言った想いが、ハンバーグを食べると爆発してきた。


  なぜなら、俺はここ最近、刑務所での不味い飯しか食べてなかった。


  だからである。


  だから、俺はハンバーグのおいしさに改めて感動した。

実践してみては?

っと言う言葉を聞き、本当にやったとしても、私のせいにはしないでもらいたい。


今日は七夕。

星にでも願ってください。『脱獄できますように』っと…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ