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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part6
112/113

生と死の重要さ

  我慢なんてできない。


  ただ、私の意識の外で涙が勝手に溢れ出るのだから。


  今は、泣きたい気分なんだ・・・。


  私はそう思いながら、震えていた。


  そうした中で、私は洗面台に置いてあったカミソリを取りに行き、もう一度湯船に浸かってから思った。


  『“死ぬ”って、こんなに辛いことなんだ・・・』 って・・・。


  私はそうやって、生きる大切さをやっと知ることとなった・・・。


























  私はカミソリを手首に当てた。


  つい先日、新しくしたばかりの切れ味のいいカミソリだ。


  そんなカミソリを少しずつ強めに手首に当てる。


  すると、“すぅー”っと一滴の血が溢れだし、湯船の中に“ポチャン”という音を立てて水の中に薄れていく・・・。


  私はそこで思った。


  『もっと、生きていたかった・・・』


  『人を殺さずに楽しい人生を送りたかった・・・』


  そう思っただけで、沢山の涙が溢れ出てきた。


  けれど、自分がしたことにはちゃんんとケジメをつけないといけない。


  反省だけで許されるようなことをしたわけじゃないのだから・・・。




  そして、私はカミソリを強く握り直し、“ググッ”っと手首を切りつけた。



  溢れだす血・・・。


  それを見ている私・・・。


  徐々に遠くなっていく私の意識・・・。


  あぁ、これが死ぬっていうことなんだな。



  結局、さとるおにぃちゃんの言っていた“自殺”になっちゃったなぁ。


  私はそんなことを思いながら、暗い暗い独りぼっちの世界の中で死んいった。











     +++ F I N +++



これで本編は一応終わりです。

最後、急な展開になりましたが、すみません。


そして、一応エピローグを用意してありますので、

UPされたら読んであげてくださいませ^^;



色々と駄文ばかりでしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。



また、内容的には比較的濃い内容だと思いますが、

それが少しでも伝わっているならば嬉しく思います。


ありがとうございました。

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