生と死の重要さ
我慢なんてできない。
ただ、私の意識の外で涙が勝手に溢れ出るのだから。
今は、泣きたい気分なんだ・・・。
私はそう思いながら、震えていた。
そうした中で、私は洗面台に置いてあったカミソリを取りに行き、もう一度湯船に浸かってから思った。
『“死ぬ”って、こんなに辛いことなんだ・・・』 って・・・。
私はそうやって、生きる大切さをやっと知ることとなった・・・。
私はカミソリを手首に当てた。
つい先日、新しくしたばかりの切れ味のいいカミソリだ。
そんなカミソリを少しずつ強めに手首に当てる。
すると、“すぅー”っと一滴の血が溢れだし、湯船の中に“ポチャン”という音を立てて水の中に薄れていく・・・。
私はそこで思った。
『もっと、生きていたかった・・・』
『人を殺さずに楽しい人生を送りたかった・・・』
そう思っただけで、沢山の涙が溢れ出てきた。
けれど、自分がしたことにはちゃんんとケジメをつけないといけない。
反省だけで許されるようなことをしたわけじゃないのだから・・・。
そして、私はカミソリを強く握り直し、“ググッ”っと手首を切りつけた。
溢れだす血・・・。
それを見ている私・・・。
徐々に遠くなっていく私の意識・・・。
あぁ、これが死ぬっていうことなんだな。
結局、さとるおにぃちゃんの言っていた“自殺”になっちゃったなぁ。
私はそんなことを思いながら、暗い暗い独りぼっちの世界の中で死んいった。
+++ F I N +++
これで本編は一応終わりです。
最後、急な展開になりましたが、すみません。
そして、一応エピローグを用意してありますので、
UPされたら読んであげてくださいませ^^;
色々と駄文ばかりでしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
また、内容的には比較的濃い内容だと思いますが、
それが少しでも伝わっているならば嬉しく思います。
ありがとうございました。