ビンタを一発!!
第三の視点です どうぞ!!
「畜生!畜生!畜生!なぜばれた!!」 街の中で叫ぶ男が一人いた。
5月17日、23時48分、、、
月明かりだけで街中を全力で駆ける。
時々後ろを向いて追手がいないかを確認する。
物陰に隠れて耳を澄ます。
足音は聞こえない…。
『よし!』 心の中でそう言ってまた走る。
男はずっと頭で考えていた。
『なぜ事件の真相がばれたのか?』
しかし、どれだけ頭で考えても結果は同じだった。
『奴がばらしたんだ…』
男はそう考えた。
自分の計画は完璧だ!俺はそう自負していた。
そして、計画のことは俺と奴しか知らない。
『だから計画をばらしたのは奴だ』
そう男は考え、言った。
『何がプライバシーの保護だ!!ふざけんな!!!』っと…。
すると、その声が聞こえたわけでもないのに、一気に足音が大きく近づいてきた。
「いたぞ!!星は向こうにいる!!」
足音の方から聞こえる大きな声…。
男はここで気付く。
『自分が馬鹿だったと――――、、、』
そう思い、自分の顔にビンタを一発。
“パシッ” この音が建物と建物の間で共鳴した。
後書き 自分の顔にビンタしたことのある人はいますでしょうか?
ちなみに私はありますよ>(`^´)<