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愛の言霊~THE STYX~  作者: 尖角
第四の視点 part5
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気にしない♪

  見ただけではわからないくらい痕跡を消した私は、かおるちゃんの所に戻った。


  そして、死体となったかおるちゃんを眺めてみる。


  『よし!残っている皮はどこにもないね・・・!!』


  『100点満点をあげれるくらいの出来だよ、 うん!!』


  私は心の中で、そう呟いた後に、カバンからロープを取り出す。



  そして、そのロープでかおるちゃんの手足を(しば)る。


  そう、、、まるでどこかで見たSMプレイのように…。


  だが、縛られていくかおるちゃんとは正反対に、私の心は躍っていた。


  その姿は、とっても嬉しそうに…。 そして、時に悲しそうに見えたのであった…。





















  ロープで(ほど)よく縛ったところで、私はかおるちゃんを縛った方じゃない、もう片方のロープを持って近くの木に登る。


  だが、登るのには何の苦労もなかった。


  なぜなら、私は木登りが得意なのだ!


  だから、何の苦労もせず、私は木に登る。


  『でも、それにしても木に登るのは久々だなぁ・・・』


  私はふと現実に返る。


  『そうだった・・・』『私はワンピースを着るようになって木登りを止めたんだった』―――っと。


  なぜなら、ワンピースで木登りをすればパンツが見えてしまうから…。


  私はそれが嫌で、木登りをしなくなった。


  そんなことを考えていたら、ついに木の真ん中の目的地に到着した。


  そして、私が登ってきたところを、ふと見てみる。


  すると、そこにはワンピースについていた乾きかけの血の擦れた跡があった。


  だが、私は『気にしない♪気にしない♪』とそれを気にしないことにした。


  それは、“そのくらいの後だけで警察が私を捕まえられるはずがない”と思ったからである。

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