「俺が守る」その言葉…
好きな人ぐらいは自分の手で守りたいです^^
だが、今日来た目的は告白などではない。
私は気持ちを切り替え、命が狙われていること話した。
しかし、さとるは一瞬、私の話を「えっ?」っと信じてくれなかった。
けれど、最後まで話を聞くことで、納得し、信じてくれた。
そう、、、警察も信じなかった話を…。
それから、さとるは席を立ち、部屋にカップラーメンとから揚げを持って帰ってきた。
そして「まぁ、こんなもんしかねぇけど食えよ!」っとさとるは言った。
私には十分だった。
カップラーメンの温かさが、私の心を癒してくれそうで…。
「ありがとう」「本当にありがとう」
私はさとるが相談に乗ってくれただけで嬉しかった。
次に私は、私の命を狙う少女の声を聴いてもらった。
テープの最後に残る、甲高い笑い声が部屋中に響き渡り、私というものを寒気で覆った。
私は少し震えながら「私剥製になっちゃうの?」っと言った。
そして、そんな私の言葉を聞き、さとるは少し大きな声で「なるわけないだろ!」反論し、考える素振りを私に見せた。
だがすぐに、「お前は俺が守る」と私の瞳を見つめて言う。
嬉しかった。大好きなさとるに言ってもらえたから…。
私は振られた身でありながら、そんなことを考えていた。
振られたところで想いは消えないものです(笑)