表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒の冥王  作者: 紅梅
5/49

ちょっと危険な男達?

いちおーアンジェ視点になってると思います。

 倒れた葵は、アンジェによって先ほどまで2人で寝ていた寝台に運ばれた。双子が、「アンジェばっかりズリぃーぞ!!」とか言いながら葵を運ぼうとしたがアンジェがその声を無視して運んだのだ。

 ぶつぶつ言いながらも、しっかりと後ろについてくのを見ながらクリス達は笑っていた。いつ葵が目を覚ますのかが分からないので、全員が葵の周りにいることにした。幸い、早朝なのでまだ仕事に行く時間ではない。

 

 

「彼女を、どうするつもりだ?」

 最初に口を開いたのは、この国の宰相であるカインだ。だから、カインが葵の存在を心配するのは当然だろう。

「俺、あの子気に入った。俺が花嫁にもらう!!」

「何言ってるんだよ!! 僕が気にいたんだから僕が花嫁にもらう!!」

 双子のヒューズとセシルは、葵が気に入ったようだ。この二人が、女を“気に入った”とか“花嫁にもらう”などと言うのは初めて聞く。それほどまでに、この二人はモテる。しかも、それを自覚していて女遊びが激しいのだから手に負えない。

 

 

「はいはい。二人で、一生そうやって言い合ってろ」

 カインは適当に二人を宥める。

 

「で、本当にどうするの? 誰がもらうの? 俺が、もらって良い??」

「はぁ!?」

「だって、彼女かわいいし。別に、花嫁にできるのはこの国の人間だけじゃないでしょ? だったら、俺が欲しい」

 こんなことを言っているのが、ラシュだ。ラシュは、隣国の皇子にもかかわらず自分の国にも帰らないでずっとこの国にいる。それもこれも、次期王となる第一皇子でも第一皇子を補佐する第二皇子でもなく第三皇子だからできることであるが。

 

「・・・・欲しいって、子供じゃないんだからね。しかも、彼女はモノじゃないよ? そこのところを、分かってるかな?」

 クリスは、ニコニコ笑いながら言うが長年付き合ってきたので、その言葉に棘が含まれているのがよく分かる。

 

「それくらい分かってるよ。なぁアンジェ、ダメか?」

「ダメだ」

 アンジェは即答と言っていいほどの速さで答えた。周りが、答えの速さに驚いているがアンジェ自身も驚いている。

(なんで、俺は即答してるんだ? 別に、俺には関係無いはずなんだが・・・。)

 いくら、考えてみても答えは出てこない。面倒になったので、考えるのはやめた。

 

「あのなぁ、ヒューもセルもラシュも自分の事ばかり考えてるだろ。自分が、花嫁に望んだとしても彼女自身が頷かなきゃ意味ないんだぞ?」

「それくらいカインに言われなくても分かってるし!!」

 うんうんと、ヒューズの言葉にセシルとラシュは頷く。

 

「そういうカインはどんなの?」

「俺か? 口説き落とさせてもらう。当たり前だろ? それに、クリスもだろ?」

「当然だね。ボクを殴る子なんてそうそういないんだから、気に入った。じゃーみんな、口説き落とすことになるのか」

「だろーな。今日からの生活が楽しみだな」

 クリスとカインは余裕そうな顔で笑っていた。

 

 その時、葵は「うぅーん」と言いながら目を開けた。

 

 

 

 

 


みんなそろって葵ちゃんを口説き落とすことになるました。


この6人の中で、確実に1番女扱いうまいのってカインっぽいかな

クリスも案外うまいのかな。

余裕そうな顔で最後笑ってましたし!!


逆に1番ダメなのが双子ですね。

なんかこの2人は、一晩遊んで終わりって感じかな。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ