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黒の冥王  作者: 紅梅
23/49

恐怖と安心

珍しい連続更新ですww

 あれから寝るまでの時間は何ともないが、寝ている時にはあの夢を見るようになった。そして、夢を見るようになってから二,三日が経過した。

 アオイは、怖くて誰かに相談することができなかった。

 その間にあったことといえば、アオイがアンジェに頼み歴史などこの世界のことを教えてくれる先生が来るようになった。


 アオイは、その人のことを“ハンス先生”と呼んでいる。人の良さそうな物知りなおじいちゃんだ。

 この二人はあっという間に意気投合し今では、先生と生徒という関係よりもおじいちゃんと孫という関係になりつつある。

 ハンスはアオイの世界の話に興味を持ち、アオイはハンスが話すこの世界の話に興味を持った。

 もはや、授業と言うよりはおしゃべりという形にもなりつつある。


 そんな会話の中で、

 なぜアンジェは、皇帝でもないのに伝説の花嫁の召還を行ったのか?

 というアオイの、疑問も解決された。


 答えは、とても簡単だった。



 現皇帝は、そろそろ息子に帝位を譲って皇妃と隠居生活をしたい。

 だけど、息子にはまだ妃が誰もいない。

 皇帝は、「それでは、支えになる人がいないのと同じだ!! 現に、私は皇妃がいたからここまで来れたんだからな!!」と惚気ながら

「妃を見つけてくるまで、帝位は譲れない。だから、あと一年で見つけろ!!!」と言ったらしい。

 しかし当の本人は、「今まで見つけれなかったのだから、すぐに見るけられるわけないだろ!! 何考えてるんだ、うちの父親は!!」と憤慨しながら

「そうだ! 俺は、ちょうど二十歳を越えてるから伝説の花嫁の召還ができる。おい、クリス。召還してくれ!!」



 こうして、アオイは呼ばれることになった。

(え?何、この理由。もっと、こうよく小説とかに出てくる王道的で素敵な理由というか大きな理由とかなんとかあると思ってた・・・・・・・。なんか、色々と残念な気持ちになるわぁ)

 ちょっと、自分が呼ばれた理由に夢みたいなものを持っていたアオイはがっくりと肩を落とした。

 そして、その日の夕食時にアオイは恨めしそうな目でアンジェ達を見た。否、主にアンジェを見ていた。それに気づいたアンジェは、誰が見ても分かるくらいに落ち込んだ。「なぜ、自分が?」などぶつぶつ言っていたが、アオイはキッパリ無視をした。

 周りはというと、腹を抱えながら爆笑していたことは言うまでもない。



 そして、夢を見るようになってから4日目の夜。この日は、前の三日間とは決定的に違かった。

 まずは、見える景色が違う。いつもは、黒一色なのに今は何も見えない。ただ、呼ばれているだけの感覚だった。

 声の内容は、

『姫さん、聞こえてるんだろ? ちょっと、オレがいる場所まで来てくれねぇーか?』

 というもので、なぜかこの声を聞くとすごく安心する。

 だからか、アオイはその声の持ち主が呼ぶところへ行きたいと思った。でも、どうやって行けばいいか分からなかった。

『ただ、オレのところに来たいと願えば良いだけだ』

 声の持ち主のところへ行けますように。とアオイは願った。その瞬間、アオイの体はすでにアオイの部屋にはなかった。



「えっとー? ここってどこ??」

 辺りを見渡すと暗くてよく見えないが、誰かの部屋みたいだということが分かる。

「ここは、よく分からねぇーけど皇宮のどっかの部屋だよ。それより来てくれたんだな、姫さん」

 声がした前方を見ると、誰かが寝台に腰掛けていた。


「貴方、誰??」

「オレ? オレは、グレース。グレース・アンバーチェ」

「それって今、幽閉されているらしいグレース・アンバーチェさんと同一人物??」

「まぁな。それより、姫さんに“さん”付けで呼ばれるのって恥ずかしいからやめてくんない?」

「じゃあ、グレースも私の事を“姫さん”って呼ぶのやめてくれる?」

「無理だな。オレの中では、お前という人間の呼び方は“姫さん”しかないからな」

「何その理屈。仕方ない。諦めてあげよう」

 そう言いながらアオイは、はぁとため息をついた。だけど、口角が上がってるのは隠せていない。


「で、グレースは何で私を呼んだの?? そもそも、何で幽閉されてるの?? って、本当にグレースは罪を犯したの??」

「結構、話は簡単だ。聞いてくれるか?」

グレースくん出てきました!!

アオイちゃんは、悪夢に悩まされていますがそれはどうしてなのかなどは

また次回ww


先日、アルファポリス様に登録させていただきました。

そして、調子に乗って恋愛遊牧民様にも登録しようと思ったら、新規登録のサイトindexURLの作者名マイページURLで躓きました。

なんだそりゃー!?です。

だれか、ヘルプ ミー!!!!です。

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