ある喫茶店の日常
唐突なサイレントアプデによる推しの新規立ち絵が実装されて発狂したので初投稿です。
最後の一人は、常に君だ。
-Vo.1-
………。
意識が浮上する。
朦朧とした意識が鮮明になっていく。
側で聞こえるアラーム音が耳に入ってくる。
ベッドから身体を起こし、僕は目覚めた。
まだ煩く鳴っているスマホのアラームを止め、伸びをする。
気怠い身体を無理矢理動かして、朝の支度をする。
顔を洗って、歯を磨いて、髪を整えて。
服を着替えて、廊下を歩く。
そうして奥にあるドアに辿り着く。
扉に手をかけた。
今日も一日が始まる。
____
「お、おはよう、お嬢。」
「ん、はよ〜。」
ドアをあけると其処は一風変わった雰囲気が歓迎する。
真新しくも、何処か古くも感じるオシャレな内装で飾り付けられた空間。
喫茶 「“宵咲”」
マスターがカウンターに座っていた。
どうやらここで朝御飯を食べていた様だ。
丁度食べ終わったらしく、食器を片付けながら僕に声をかける。
「メシならもう出来てる、そこのがお嬢の分だ。」
「ありがと。っといい匂い、いただきます。」
そういってカウンターにあるカレーに口を付ける。
「うまぁ。」
いつもながら美味しい。
お店のレベルだ。
いやここそういやお店だった。
くだらないコントを脳内でやりつつ、カレーを食す。
『次のニュースです。今朝、新たに連続失踪事件の__』
____
ふと、気になった事があったので聞いてみた。
「ねぇマスター。」
「なんだ?」
「それ、何呼んでるの?」
「ちっとばかし心理学の本をな…。」
「え、珍しいね。マスターってそういうの読まないのに。」
君そんなに頭いいわけじゃないのに。
そんな事考えてたらちょっと睨まれた。
ごめんねと内心謝りつつ、だがやはり気になった。
「…タイトルに興味を惹かれてな。」
「ふーん。どんなの?」
「人を効率的に従わせる方法だとさ。」
「洗脳でもするの…?」
オイ何を見てるんだよアンタ。
マインドコントロールとかそんなの?
いやマスターにはある意味必要だろうけどさぁ。
一応一つの組織のトップなんだし。
でも僕は普通に引いた。
「だが、やはり難しいな。俺にはこう言ったモンは出来る気がしない。殴って従わせるほうが楽だし早ェんだよ。」
「うーんこの物騒。碌なもんじゃないね。」
「お前もそうだろうが。」
「言い返せないのつらいんですけど。」
「あと下らねぇこと言ってねぇでさっさと朝飯食い終わっておけ。」
「はいはい…。」
しかし本か…。
久しぶりになんか新しいの読みたくなったな。
最後に読んだのは方舟って名前の小説だったっけ?
いや、三◯だった気も。
忘れた、まぁいいか。
取り敢えずカレーは食べ終わった。
マスターに食後のコーヒーを淹れて貰った。
相変わらずすっごく美味しい。
このコーヒーの味を知っていれば缶コーヒーなんて飲みたくなくなるぐらい。
眠気も消えてきた。
そのあとはスマホ弄りながら適当に時間を過ごした。
今は春休みだから、こうしてダラダラできるのである。
とはいえバイトはあるけど。
「そろそろ店明ける。準備しておけよ。」
「どーせそんな開店してすぐ来る程ウチは有名でもないでしょ。」
「お嬢のバイト代引くぞ。」
「やらせていただきます。早急に支度を終わらせます。」
金は何物よりも重い。
……まぁ、もともと腐る程あるんだけども。
とはいえあくまで経験としてやっておきたかったのだ、バイトは。
丁度此処に住まわせてもらってる礼も兼ねて。
僕の住所はこの“宵咲”が置かれている建物。
奥に生活スペースがあって、そこの幾つかの部屋に住んでいる。
因みにマスターは普通に別の家だ。
あの人幾つか土地持ってるから。
僕が一人暮らししたいって言ったらここを貸してくれた。
まぁ基本店にはマスターがいるしそもそも使える場所が一部なのでこれが一人暮らしなのかは分からんが。
正直そんな所はどうでもいい。
そもそもは家族から離れて暮らしたかっただけなので問題は無い、つまりヨシだ。
それに、マスターも僕への恩をこうやって返せるのでヨシだ。
店の制服(暫定)を上から着てきた。
看板やらテーブルやらを整えて、掃除もしておく。
あらかた準備が終わった頃、開店の時間がきた。
では、始めようか。
いらっしゃいませ、喫茶“宵咲”に。
どうも屋根ゴミです。
…またP5やりたくなってきた。
というかP6いつ来るんですか。
ACもBFも6が来て、何ならGTAも6が来るというのに。
そろそろお前も6の世代に入るんだよぉ!
因みに喫茶 宵咲は某ル◯ランとストリート系のカフェを組み合わせた感じで想像してます。
雰囲気比率3:7ぐらいで
てか想像しずらいのでプ◯セカのアレに大体近い感じでいいかもです。
読者諸君のご想像に任せるぜ!
ここはあえてはっきりと明言しないっていうか、あの…その…
ぶっちゃけこれどう言葉にするかわかんないんですよぉ…!(本音)