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魔法使いになれなかった俺はヘンタイスキルを手に入れた  作者: 美海秋
ヘンタイと勇者たち

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164話

「なあ、ダメなのか?」

「どこまでおぬしはこりぬのじゃ…」

「仕方ないだろ…」


ロリータニーソ…

なんといいい響きなのだろうか…

確かによくある胸も大きくて、お尻もしっかりと大きくてニーソから見える絶対領域もむちっとしていて、なんてのもいいものだと思うかもしれない。

でもだ。

俺は、そうじゃないといいたい。

例えどこかに自信がなくても、一つ自身がある場所をアピールすることができれば、俺はいいと思っている。

そして、ヤミに似合うのが、ニーソだと思ったのに…

く、こじらせているから、本当に難しい。

それは自分も同じだということに気づかないようにしながらも、俺はヤミの後ろをしぶしぶとついていく。

このままアイラたちの元に合流する。

それに、遠くというか、アイラたちがいたであろう場所で何かしらの音がするので、さすがに心配だ。

ちなみにだけれど、俺はヤミについていくのに必死だった。

そんな俺を見て、ヤミは立ち止まると言う。


「何をやっておるのじゃ」

「いや、スキルを使ってないんだから、こんなもんだろ…」

「なんじゃ、鍛えておらんのか?」

「おま、俺は転生者だって言っただろ、前までは戦うことなんか縁がない場所にいたんだからな」

「それにしてはおぬしは順応しておると思うのじゃがな」

「それは否定しない。こういう何かに必死になるという状況に、憧れがあったのかもな」

「なんじゃそれは?」

「いや、こっちの話だよ」

「それで?このままじゃ着くまで時間がかかるとおもうのじゃが…」

「確かにそうだな。しょうがない被るしかないか…」

「おぬしにはそれしかないのか?」

「仕方ないだろ、こうしないと時間がかかるしな」


そう言いながらも、下着をポケットから取り出して被ろうとするとヤミに止められる。


「どうしたんだ?」

「おぬしは、わらわがさっきのニーソ?というものを履けばスキルが発動するのかの?」

「そうだな。発動すると思うぞ」

「そうなんじゃな…わらわも一緒に走っておるやつが女性ものの下着を被ったおぬしだというのも嫌じゃしな」

「いや、それはすまない」


なんとか説得?が成功した俺は、ヤミに実は買っていたニーソを渡した。

何かの力が働いているのか、外には人通りがほとんどいない。

すぐにヤミはニーソを履いてくれる。

今更ながらに、動きやすいからという理由で生足なのでそこにニーソが装着される。

それにだ、ヤミは見た目がロリということでかなり似合っている。

いや、似合いすぎている。

このままランドセルでも背負えば小学生と言っても元の世界では通じるだろう。

ただ、なんだ…


「柔らかそうだな」

「なんなのじゃ、おぬしこれが気になっておるのか?」

「そうだな、そのふとももに気になってるな」

「ほほう、触ってみたいのかの?」

「まあ、当たり前だろ…いや、ちょっと考えさせてくれ…」


そう、確かにこのもちっとしたような、白い肌の太ももを俺は触ってみたい。

ただ、ただだ…

このヤミの見た目が問題だった。

あきらかに犯罪の匂いがするよな。

こんな幼女の太ももを触ったとなるとな…

どうすれば、どうすれば俺はこの太ももを犯罪の匂いがなく味わえる!

くう…

それにできることなら、長く長く触れ合えることを俺は希望する。

となるとおんぶか、おんぶなのか?

もしくはお姫様抱っこか?

どちらも手でしっかりと太ももを感じることができるだろう。

でも、それでいいのか?

手で味わえるというだけで…

太ももか…

そこで俺はあることを思いつく。

そうか、そういうことなのか!


「ヤミ…」

「なんじゃ!」

「どうせなら、肩車をしていいか?」

「肩車じゃと?」

「ああ!」

「まあ、よいのじゃが…」

「そうか!」


俺が喜んでいる理由が今一つわかっていないヤミは簡単に肩車をさせてくれる。

さすがは男性経験がないというところだ。


「おお、いい眺めじゃな」

「ああ、本当にな」


俺もいい眺めだった。

見える視界の両端にニーソの足が見え、少し態勢を整えるたびにニーソとそれに包まれた太ももが俺の頭を刺激する。

さ、最高だ!

これが本当の絶対領域を感じるということなのか!

そこで、俺の中でのヘンタイスキルが発動するのがわかる。


「ヤミ」

「なんじゃ」

「それじゃ、行くぞ!」

「うわあああなのじゃ、どうしておぬしはそうなのじゃ!」


そうして俺は走りだす。

すぐにヘンタイスキルがいつもより強く発動していた俺の駆ける速度はかなりのものだ。

それに対して文句を言うヤミには悪いが、しょうがない。

そのニーソの感触と、ヤミから匂いいい香りが俺に力をくれる。

ニーソよ…

俺に新しい世界と力をわけてくれ!

そんなバカのことを思いながらも、俺の速度はさらに速さが増す。

そんなときだった。

アイラたちがいる方から、煙が漂ってくる。


「なんだこれは…」

「わらわもわからぬな。煙が収まったら急ぐのじゃ」

「ああ!」


視界が遮られて、少し速度が遅くなったが、煙がなくなればすぐに走る。

そしてだ…

すぐに黒い炎を見た。

あれをまずいと思った俺は、そのままの勢いをさらに加速。

そう、ヘンタイスキルは俺を強くさせる。

そのまま気を纏うと、そのままの勢いで俺は黒い炎へと突っ込んだ。


「カイセイ流、五の拳、スターキャノン」

「おぬし、おぬしはああああああああ!」


そんなヤミの声を聞きながらも、俺は黒い炎を突き破る。

なんとかなったな。

そう思いながらも、俺たちはようやくというべきか、アイラたちと合流した。


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