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ふとしたこと

作者: Soraきた

ふとした、ときに

思い出すことがあるのです


「キミは気づいてくれたかな」


あなたがそう言っては

少し照れた感じで

自分の鼻の頭を

人差し指で擦っていた

だけど

それ以上は何も語らない


いつか言ってくれるだろう・・

すぐにまた言ってくれるだろう

わたしは

眠い目をこするくらいの動作で

あなたのことを待っていた

そんなことを思い出しています


なぜだか、あなたのそばにいると

素直になれた気がした

分かりやすい言葉と

あったかな雰囲気と

あなたの存在が作り出していてくれたのかな

いま、あらためて

そう思いました


わたしはあなたの言葉のとおり

気づいていたことが

たしかにありました

でも、それは

恋とか、これからの夢のことではなく

あなたのやさしさ

そのものだったと


いまから思うと

あなたは

わたしの答えとは

違っていたのでしょう


あのとき、

素敵だった出来事は

いまも

わたしの中に

なつかしい思い出としてあること

それは間違いありません


楽しかった出来事を思い出すと

つらかったこともあったねと

それも間違いではなかったと


ふと思っては

わたしなりに、微笑んでいます。
















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