7話 正義の勇者(邪神製)
溜め3きまったで!たのちぃー!
「よし!出来たぞ!…って何してるんじゃ勝手に。」
いや、モンハ○は楽しいなーって。
お借りしています。
「勝手に人の神域を引っ掻きまわしよって…本当に人間かの?」
正真正銘の人間ですとも、ええ。
「今からオヌシの身体の説明と骨の髄までワシの偉大さを叩き込んでやるからの、感謝せい。」
そう言ってホワイトボードを引きずってくるスィンカ様。
「まずオヌシの転生する世界の説明じゃな…」
……(幼女説明ちう)
俺が転生する世界、まぁ誘拐される前にいた世界はルウンという名前らしい。
元々は高位の神々の実験場だそうな。
いや怖いわ!俺らモルモットかよ?
「たたしくは“元”と言った方が正しいがの。今はワシ含め4人の神が管理しておる。」
その管理者様は
今目の前にいるSMロリ雷神スィンカ。
暑苦しい男火神バーン。
人見知り女水神ウリテル。
真面目男土神ライオスがいるそう。
これキャラの濃さ的にスィンカ様抜きでてない?
「まぁ4人中ワシが一番力があるのは間違い無いの、なんせ元邪神じゃし。」
うぇ?実験場ってそういう…?
「ざっくり言えば神々の更生施設じゃ、ここ。」
ハードモード転生じゃないか!
「そんなことは置いておいての。オヌシにやって欲しいことなのじゃが…。」
そんなこと では済まないことです邪神様。
「その名前で呼ぶな!また捕まったらどうするのじゃ!」
弱点みっけ。これで勝てる!
「でもその場合邪神の勇者のオヌシも仲良く神の灼獄行きじゃぞ?!」
えっアフォーゴモンっておま…それガチでやばいやつやんけ!
…何をすれば良いのでしょうか女神様ァ!
「まずオヌシは魔物を減らしてもらう、それとワシ以外の3柱にも勇者がおる。暇だったら助けてやれ。」
誠心誠意当たらせていただきます我が麗しの女神様。
「ここまで対応を変えられるのも気味が悪いのう…まぁよい、次じゃ。」
ははぁ!他に何か?
「オヌシ。ワシのおもちゃになれ。」
…は?
「なんじゃその間は。」
やっぱ邪神じゃねぇかアンタ!
幼女が成人男性をおもちゃにするんじゃねぇ!
事案か!
「暇なんじゃよ神って!良い子はもう飽き飽きじゃ!邪神で何が悪いんじゃ!」
ええ…。
開き直りやがったで…。
「ということでオヌシ。一般的な勇者の3倍ぐらいのスペックにしておいた。」
それってつまり最強チートってこと?
やったぁ!
「でも自分も死ぬぞ、破壊の力は無差別じゃから。」
核爆弾かよ俺。
「とにかく暴れろ!魔物はバグのようなものじゃから根絶やし!テキトーに人助けて生きろ!以上!」
雑ぅ!そんなんでええんか。
「ほれ身体じゃ。つまり好き勝手に面白く適度に倫理に反さず生きろということじゃ。得意じゃろ?」
まぁ…自由でいいですね、使命とか義務とか…あんまり好きじゃないので。
「義務はあるぞ?」
え?自由に生きろって…。
「お も し ろ く 生きるんじゃぞ♡」
…。
たすけてアンパ○マン…。
「それとワシといつでもコンタクトを取れるようにしておいたぞ、何かあったら呼ぶがよい。」
クッソ…なにか反撃できないか?
ステータスとか勝手に覗けないかな…?
うおおおおお!私は閲覧する・スィンカ・ステータス!
「なんじゃと?!」
パッ☆
―――――――――――――――――
名前 スィンカ 699歳
ジョブ ルウンの雷神 Lv28
扇動と悦楽の邪神(半封印) Lv99
天賦 神の権威
虚言の才
信仰値 0
状態 神格(半封印)
――――――――――――――――
はっはっは!テキトーにやったら本当にできたぜ!
…みちゃいけないやつだコレ(白目)。
「オヌシ…喧嘩売っとるのかの?覚悟はできてるんじゃろう?ン?」
…。
逃げるんだよおおおお!スモーキー!
「待つのじゃたわけが!!」
アカン!捕まったら10回は死ぬ!
早く飛び降りろ!俺!
――――――――――――――――――――
転生中…
――――――――――――――――――――






