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4話 整った綺麗なお顔ですね()

ここから文章の量が増えています。

未熟者ゆえ、お許し願います。

青ざめた顔でこちらを見ている少女。

俺が一歩踏み出すと…


「ひぇ…」


このように少女は後ろに下がる。

そりゃ自分が襲われてた猪ワンパンした全裸の男がいたら誰だってビビるわ。

俺だったら漏らすね。

しょうがないからここは我輩のパーフェクトな話

術で誤解を解くとしょう!


「大丈夫かい?お嬢さん。私の話を…」


「いやあああ!化物ぉ!スィンカ・エレクトロダ

ーツ!」


少女の手から雷の矢尻がこっちに向かって放たれる。

えぇ…化物だと?俺そんなブサイクなの?!ってなにそれ?雷魔法?カッコイイな!てかLINEやってる?(高速詠唱)。

とりあえず避けるで。よいしょ。


「よ…避けた…。」


そりゃ避けるでしょうよ。そこまで速度もなかったし。


「私はなにもしないから…」


とりあえず説得を…。


私は捧げる(イスファイケス)・スィンカ・エレクトロウェーブ!」


少女の掌から俺に向かってさっきとは比べ物にならない雷が迸る。


「え?ちょっと待ってタンマ…あばばばっ!」


範囲攻撃は聞いてないッピ!


「あれ?痛くない?」


俺電流食らったよ?なんで?むしろ心地いい、こうマッサージ的な。


「そんな…私の魔力全部込めたのに…ぐすっ…。」


あれあれ泣いちゃった。いや泣き止んで?俺ほぼ全裸、きみ女の子、他人が見たら事案よ?


「俺人間、貴方、傷つけない、おk?」


「え…?にんげん?」


え?そこ疑問なの?マジ?


「だってその頭…ゴーレムとかスタチューじゃないの?」


少女の差し出した手鏡には…

白い四角い頭に黒い2つの細い線、それの周りのくぼみ。こ…これは…。


「ヒィイイイ!顔面コンセント野郎おおおお

ぉ!」


嫌だ!これ俺?!認めぬ!認めてなるものか!


「これ俺?マジ?マジでこれ君の網膜に映ってるの?」


思わず少女の肩を掴みガクガク揺すぶる。


「ちょ…離しなさい!怖いのよ!」


少女の肘が俺のみぞににクリーンヒット!痛い!


「ゴフゥ…」


俺はそのまま意識を失った…。



―?

頭に冷たいものが乗せられてる?


「おはようございます!」


「ヒィ!」ボコッ


殴られた。解せぬ。


「さっきまで気を失ってたのになんでそんなに元気なのよ…」


金髪金目の女の子がジト目でこっちを見てくる。

気絶したの貴女のせいですけどね。


「貴方は一体何者なのよ…その奇怪な顔といいフォレストブルを倒した力といい…一番納得いかないのはなんで死んでないのかよ!あの雷魔法!どれだけの威力か知らないの?!」


いや知らんがな。ってかあれ死ぬ威力だったの?!怖!


「ところで怪我とかない?襲うとかもないから。俺はいちおう?にんげん…なのかなぁ…グスッ」


たすけて かみさま かお もどして…


「いきなり泣き出さないでよ!ほらハンカチ!っていうかどうやって涙流してるのよ?!」


慰めてくれるのか…ええ子や…。


「私はアレナス。貴方は?名前ぐらいあるでしょ?」


名前…名前かぁ…


お も い だ せ な い !


「ヴァアアアアアン!かあちゃああああん!おゔち帰るうううう!」


「いきなりどうしたのよ!ああもう!面倒くさいわね!」


父ちゃん母ちゃんごめんなさい

俺は異世界で、名無しで、コンセントです…。









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