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ごぼうかえるの短編集!

今日もまた、エンドレス

「あー、やることがありすぎる! 忙しい忙しい!」

休日もお母さんは休めない。

お母さんはやることがいっぱいだ。余裕はなさそうである。反対に、余裕綽々なのは、色々なことに興味が出てきた娘二歳。オモチャを何度もひっくり返し、そのたびにお母さんは片付ける。

お母さん、まさにエンドレスである。

そんなお母さんは現在、洗濯物をたたむのに夢中。娘二歳が乱入し、たたんでも、たたんでもやり直し。途中で娘二歳がジュースをねだり、仕事を中断。

娘二歳にジュースを与え、再び洗濯物をたたむ。娘二歳がジュースに夢中になっている中、なんとかエンドレスを脱出。

なんだか、洗濯物が足らないような気がしたが、そんなことを構う余裕もなく、お昼ごはんの準備を開始。

娘二歳が静かにしている間に頑張るお母さん。いっきにごはんを皿に出すと、ひっくり返すので、わんこそばのように、ごはんを盛る。エンドレス。

食事が終わると、買い物に行っていた旦那が帰宅。

「頼まれた野菜買ってきたよ!」

「ありがとう! そこ置いといて!」

旦那は買い物袋を床に置いた。すぐさま飛び付く娘二歳。中身を取り出し、ばらまき、お母さんは片付ける。エンドレス。

しばらくして飽きた娘二歳。お母さんは素早く野菜などを片付け、エンドレス脱出。

その時、お母さん、娘二歳が洗濯機に旦那の脱いだ服を入れているのを目撃。

その後、旦那の喜ぶ声が、脱衣場から聞こえる。

「いい子だ! ありがとう! 洗濯機に洗濯物が沢山あるね。お母さんを助けるために洗濯しといてあげよう」

手助けになると意気込んだ旦那、洗濯機を稼働させる。

「まさか」

と青くなるお母さん。

「やめてぇえ!! 」

叫ぶお母さん。

「その洗濯物! さっきたたんだやつなの!!」

せつなげに流れていくお母さんの声。

無情に動き出す洗濯機。

たたんだ洗濯物のほとんどが、娘二歳により洗濯機の中に沈んでいた。

これぞ、エンドレス。

まさに、エンドレス。

そして明日もまた、エンドレス。

だいたいのお母さんがたぶん、こんな感じです笑。

皆さん、頑張りましょう!!笑

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― 新着の感想 ―
[良い点] とてもお母さんの叫びと家族への愛情を感じました。 世のお子さん愛するお母さんありがとうー!
[一言] 我が家も2歳児かおりますが米をそこらにぶちまける→片付ける毎日。 ワンコご飯良いですね(*´ω`*) おもちゃも片付けたらぶちまけるし、ウチだけじゃないんだなとほっこり?しました(*´ω`*…
[良い点] えー、そんな感じなんですか!?(^^; 微笑ましい光景だけど、まさにエンドレス!! 私も企画書がなかなか通らない。 また部下がミスをした。謝罪に行かなきゃ! こちらも同じくエンドレス!!笑…
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