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危険な薬師 後日談

「こちらは街が誇る薬師のサディ氏が作った精力剤でして……性豪と名高いサガ様にはピッタリかと思います」


「ほっほっ、儂の精力に磨きがかかるという事か。それは重畳、噂の三人殺しを相手にするには武器を揃えるのも手段の一つであろう」


「まさしくその通りでございます。ただその前に、切れ味を試すのも一興かと……メインディッシュはお楽しみにまずは前菜でもいかがですか? 」


「む? お主が相手をすると? 」


「いえいえ、私のような下賤の商人では吊り合いませんので……三人殺しは最後にこの街の娼館を網羅してしまうという計画ですよ。ちなみに各店舗のおすすめコースと一番人気の女性の出勤票をまとめた物がこちらに……」


「ふむ、薬と合わせて言い値で買おう」


「ありがとうございます。そうですね……せっかくですので3000でいかがでしょう」


「安いな、エルマと言ったか。その名を覚えておいてやろう」


「ありがたき名誉にございます」


「ではさっそく儂はいかせてもらおう」


「どうぞご堪能くださいませ」


 と、そんな商売をした日があったわけだけど。

 今日の朝、イオリさんの三人殺しの伝説は四人殺しに進化しましたとさ。

 あとママさんたちは湿布を貼ってだいぶ腰の調子も良くなったという事で、イオリさん一人が貴族とそのお連れ様をまとめてお相手したという翌々日からは普段通りの営業に戻ったそうです。

 そしてヨートフさん、精力剤で無理やり起動して朝まで搾り取られているとか……五人目になる日も遠くないのかもしれません。

 めでたしめでたし。

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