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兄が好きな妹なんてラブコメ展開はありえない。  作者: 詩和翔太
3章 ヤンデレ妹の兄は先輩の彼氏を演じるようです。

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自己満足で、わがままで

 時は少し遡り、静寂に包まれた保健室の中。あかりはベットに横たわっていた。


 一時限目の音楽のテストが始まる前に、先生に具合が悪いと言って保健室で休むことになったのだ。


 もちろん、本当に具合が悪いわけでもなければ不安要素の塊である副教科の内が一つ――音楽のテストだからという幼稚な理由でもない。


 言わずもがな、夜と瑠璃の会話を盗み聞きするためである。


 一体、どうやって? と思うだろうが簡単である。夜に仕掛けた、正確には持たせてある盗聴器を使えばいい。


 テスト勉強初日、梨花が気になった家の鍵に付いていたペアストラップ。実は、そのストラップに盗聴器が仕込まれていたのだ。因みに、発信機もおまけに付いている。


 あかりが肌身離さず持っていてほしいといったのは、いつでも夜の会話を盗み聞き出来るように、居場所を特定するためである。


 家の中では鍵を持ち歩くわけがないから、そこは部屋の中に仕掛けてある。あかりに抜かりはなく、夜のプライベートは皆無といってもいい。


 とまぁ、そんなことはさておき。


 (好きな人)瑠璃()の家に行くことを許容できるあかりではない。


 あかりまで行くと言い出せば夜に迷惑をかけることになるからあの場ではわかったと、行ってらっしゃいと夜を見送ったけど。


 夜は優しいから、本当に心配で瑠璃の家に向かったのだとわかっているけど。


 あかりが本当に危惧しているのは瑠璃の方である。


 瑠璃が部室に来なかった理由はあかりにだってわからない。


 単純に部室に来るのを忘れただけなのか、それとも風邪をひいて寝込んでいるからなのかもしれない。


 だが、正直瑠璃が部室に来ない理由なんてあかりにはどうでもいい。


 心配なのは、気が気でないのは、二人きりになったのをいいことに瑠璃が行動を起こすことである。


 あかりには、否、きっと夏希も梨花も薄々気付いてはいるのだろう。瑠璃が夜に好意を抱いているということに。


 だから、気が気でない。知らないところで、大好きな兄を取られたくない。もう二度と、遠くに行ってほしくない。


 盗聴器で会話を盗み聞きすることで誰とどんな会話をしているのか知っていたい。


 発信機で居場所を特定することでどんな場所に行っているのか把握していたい。


 夜の、すべてを自分が、否、自分だけが知っていたいのだ。


 それが、ただの自己満足だなんてことはわかっている。


 ただのわがままだってこともわかっている。


 それでも尚、知っていたいのだ。


 知らないことは、ひどく怖いことだから。


 だけど、今この時だけ、あかりは知らないで居たかったと後悔した。


 だって、盗聴器越しに聞こえたのは……。


『私の、恋人になってもらえませんか?』


 紛れもない、告白の言葉だったから。


ども、詩和です。

今回はいかがでしたか?瑠璃の父親ムカつくとか思ってもらえればうれしいですw

さて、突然の告白。これは俺自身焦っています。どうしよう。なんか勢いで書いちゃった……。夜の返事をどうしましょう。yesかno。やべぇ……。

では今回はこの辺で。次回もお楽しみに。

それとにどきみですが、詳細は活動報告の方で書きたいと思います。あと、毎日投稿はないです。すみません!

それではまた。


※2020/10/18にちょっと改稿しました。

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