死活問題
展開がめちゃくちゃですがまぁ気にしないで読んでください。
というか高校の行事って何なんですか!?誰か俺に教えてくれぇ!(´;ω;`)
夜が問題発言をかました部活動紹介があった日から、二週間が経過していた。
二週間も経てばあかりも夏希も新しい学校に少しくらいは馴染める……と思っていたのだが、そんな夜の予想は半分しか当たらなかった。
あかりは新入生代表挨拶のおにいちゃん好き好き大好き愛してる発言があったにもかかわらず、中学同様に可愛い可愛いと噂になっているようだ。まぁ、流石に玉砕するとわかりきっているからか、告白してくる生徒はいないらしいが。
一方で、夏希はまったく馴染めていないらしい。いや、どちらかと言えば馴染もうとすらしていないという方が正しいのかもしれない。
中学生の頃に夏希がどのような目に合っていたかを知る夜としては、友達の一人や二人作れとも言えず、寧ろ部活動が楽しければそれでいいじゃないかとすら思っている。
だって、夏希の気持ちが、夜には痛いほどわかるから。
そんなわけで、二週間が早くも経過していったわけなのだが……。
大切に育ててくれた両親を脅迫してまで柳ヶ丘高校への入学を許可してもらい。
おにいちゃんの意見など一切合切無視して同棲(?)することにして。
最初から決めていた通りおにいちゃんの所属している二次元部に入部して。
学校でも家でも一緒に居られると、漸く離れ離れだった空白の一年間を取り戻せると、そう思っていたのに。
まったく取り戻せていなかった。
学校では学年も違うためあまり会うことは出来ず。
部活動でもあかりではなく、夏希とばかり一緒にいる。二人が会話を交わすことはなく、一見喧嘩しているように見えるかもしれないが、その実ゲーム内では息ピッタリのコンビネーションを発揮する。
そんな二人が築いた絆は、妹であるあかりとの絆と同じくらいで。何度、嫉妬の念を抱いたかすらわからない。
部活動中は、夜と夏希を傍から眺めながら梨花とゲームしたりアニメ見たりして知識を吸収しているだけ。
しかし、部活動中は仕方がないとあかりもわかっている。たった五人とはいえ、あかりだけと一緒にいるなんてことは出来ないというのも納得している。まぁ、夜があかりと一緒にゲームをしてくれたり、アニメを見ようと言ってくれたりしたことなんて一度もないのだけど。
けれど、夜は家でも素っ気ない態度なのだ。
別に、会話が一切ないなんてことはない。話しかければ返してくれるし、ご飯だって作ってくれる。あかりにとっては、おにいちゃんと過ごせるというだけで満足ではあるのだが、少しだけ不満もある。
もっと、構って欲しいのだ。もっと、一緒にいたいのだ。
一年間、あかりはずっと我慢してきた。おにいちゃんに会いたいと、何度も何度も泣き叫んだ。
だからこそ、もっと構って欲しいのに! もっと一緒にいたいのに!
「……どうしたら、もっとおにいちゃんといれるのかな……?」
夜との二人きりの高校生活を夢見て入学して来たのに……と机に突っ伏しながら呟くあかり。
「あかりちゃん、どうしたの?」
「元気がないように見えますよ……?」
ちょっと様子がおかしいあかりを不安に思って、声を掛けてくれる美優と志愛。
「ううん、だいじょうぶ」
「そうですか? ならいいのですけど……」
「そういえば、先生遅いね。いつもならそろそろ来てるはずなのに……」
教室に掛けられている時計を見ながら美優。確かに、いつもなら帰りのHRが始まっている頃だ。だというのに、担任の先生はまだ来ていない。
職員会議でもあるのかな? と三人仲良くおしゃべりしていると、ガラガラとドアが欠けられ、小柄で可愛らしい女性――橘日葵が入って来た。
身長はあかり達とあまり大差はなく、女性用のスーツじゃなくてナギ高の制服を着ていれば生徒と見間違いそうなほど。
まぁ、お気づきの通りあかり達のクラス――一年B組の担任の先生である。
生徒達はそれぞれの席へと戻り、日葵は教卓の上に持っていた書類を置き、息を整える。
「え、えっと、お待たせしてすみませんっ。今から来週に行われる〝宿泊研修〟の資料をお渡しします!」
日葵の言葉に、盛り上がるクラスメイト達。部活動紹介はあまりイベントという感じがしないから、一年生達にとっての初イベントは宿泊研修なのだ。楽しみで仕方がないのだろう。
まぁ、一人の生徒を除いて……。
「宿泊、研修……?」
日葵が書類を生徒達に配り、クラスメイトがわいわいがやがやしている中、あかりは一人俯く。
「そこに書いてる内容をよぉく読んで準備しておいてくださいね? それではみなさん、さようなら!」
そうして、日葵はトコトコと教室を後にした。
クラスメイト達は各々の鞄を持ち、友達と駄弁りながら教室を後にする。勿論、話のネタは宿泊研修である。やはり、高校生活初のイベント事ということで相当楽しみなのだろう。
因みに、夏希はいち早く教室を後にしていた。きっと、向かう先は二次元部の部室だろう。
「志愛ちゃん、宿泊研修来週だって。楽しみだね?」
「はい、楽しみです……って、あかりさん?」
美優と志愛が楽しそうに宿泊研修について話す中、やはり一人だけ俯いたままのあかり。
「あかりちゃん、だいじょうぶ? 辛いならお兄さん呼んで来ようか?」
「ううん、だいじょうぶ……」
美優の申し出はありがたい。それはもう、ありがたい。おにいちゃんに迎えに来てもらえるということは、二人きりで帰れるということだ。いつもより二人でいる時間が長くなるということだ。
しかし、あかりはふるふると首を振った。今はそれどころではないのだから。
宿泊研修とは、集団で宿泊体験をすることによって、普段とは異なる環境の中で、相手への接し方や社会性を身につける行事。まぁ、簡単に言ってしまえば、友達作りに打って付けなイベントだということだ。
みんなで協力して信頼関係を築くためからか、ホテルなどではなく、宿泊施設を借りて行う学校が多く、ナギ高も宿泊施設を借りて行われることになっている。
フィールドワークをしたり、自分達でご飯を作ったり、登山したりと学校によって内容は様々だが、楽しいイベントだということに変わりはない。
因みに、一般的には一泊二日で行われるらしい。
つまり、何が言いたいかと言うと。
「……どうしよう、おにいちゃんと会えない……!」
そう、夜と一日会えないのである!
きっと、傍からしてみればたかが一日だろ? と言いたくなるようなことだろう。というか、そう思うに決まっている。
だが、あかりからしてみればされど一日なのだ。誰が何と言おうと深刻な問題なのだ。
漸く、夜と一緒にいられるようになったのだ。だというのに、早速離れ離れとか嫌なのである。
「あ、あかりちゃん? 会えない、って言っても一日だけだよ?」
「そ、そうです! ですから、そこまで落ち込まなくても……」
まるでこの世の終わりとでも言いたげなあかりに、何とか立ち直ってもらおうと必死な美優と志愛。普通ならドン引きしてもいいと思うのだが、それでも優しくしてくれる美優と志愛は優しい女の子である。
「…………て……る……」
「あ、あかりちゃん?」「あ、あかりさん?」
ぶつぶつと呟くあかりに、二人仲良く聞き返す美優と志愛。
「……ちょっと行ってくる……」
立ち上がったと思うと、鞄も持たずに教室を後にしたあかり。
取り残された美優と志愛は……。
「……帰ろうか、志愛ちゃん……」
「ご、ごめんなさい。私、部活が……」
「あ、そっか。吹奏楽部、頑張ってね?」
「はい、ありがとうございます。それでは、また明日……」
「うん。また明日ね~」
申し訳なさそうに部室へ向かう志愛に手を振り返しながら美優は。
「……私も何か部活入ればよかったな……ぐすんっ」
一人寂しく帰路に就いた。目尻に光るものが見えたような気がしたが、泣いてなんかいない。
……泣いてないもん!
ども、詩和です。
すみません、二章は何もツッコまないでください。俺自身何書いてるか理解してないんです。
だって仕方ないじゃないですか!?俺が知ってる学校行事なんてこんなもんですよ!
主人公がいない宿泊研修とかつまらないでしょう!?だから少し無茶でもこうするしかなかったんです!
なんで二章は俺の無茶ぶりにお付き合いください。それが嫌ならなにか案をください。もうないです。
なんかすみません。ホント申し訳ないです。なんかつまらなくなったら言ってください。すぐ改善します。
今回も読んでいただきありがとうございました。ホントにありがとうございます。
俺の語彙力のなさに泣きそうです……。
ということで今回はこの辺で。
つまらなかったら言ってくださいね!?すぐ改善しますので!改善になるかはわからないですけど。
ですが!ここからがきっといい展開になるんです!なので少々お待ちください。
それと申し訳ないのですが投稿頻度を毎日から二日ごとに変更させてください。その分物語は面白くします!
なのでいい案を教えてください!
誤字脱字等ありましたらコメントにて教えていただけるとこれ幸いです。
それではまた。
(ほんとに今回はgdgdですみません……。深くお詫び申し上げます)。
※2019年12月29日改稿しました。




