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タイシとシナリ  作者: @naka-motoo
第6章 4人目の敵
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第92話 いじめの研究

 大学の駐輪場に自転車を停め、キャンパスをぶらぶら歩く。


「なんか地味だね」


 志成が率直な感想を言う。確かに地味だ。まあ、国立大の理系、しかも薬学となると大体こんなもんか。

 お昼がまだだったので、学食に入った。


「わ、安い!」

 

と、感動した志成はシーフードカレー、僕は半チャンラーメンにした。13:00過ぎだったので、さほど混んでいない。

 周囲のテーブルを見渡すとコーヒーを飲みながらノートPCでレポートを書いている学生もいる。


「なんか、いいね」

「うん」

「わたしたちも大学、行けるかなあ」

「行けるよ、きっと。志成は大学でやりたいこととかあるの?」

「うーん。わたしは完全に文系人間だから。社会学とか」

「社会学?」

「うん。具体的には社会的差別の構造を解明するとか」

「へえ」

「もっと言うと、”いじめ” を無くす研究とかやってみたい」

「あ、そうか・・・」

「大志は?」

「僕? 僕は・・・」


 口に出してみて、いかに自分が何も考えずに生きてきたかが分かった。


「ちょっとまだ思い浮かばない」

「そっか・・・」


 何だか、焦燥感が起こった。

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