表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイシとシナリ  作者: @naka-motoo
第4章 2.5人目 私闘
70/142

第70話 センセイ

「SEX。この男と毎日やってるんだ?」


 志成はにやっとして突然父親の方に向き直る。


「センセイ」

「あ?」


 いきなり志成にカタカナで呼ばれて父親は慌てる。


「法律の専門職員としてのセンセイにお聞きします」


 逆撫でがうまい。


「今、ユウさんは、先代くんとわたしがSEXしてる、って言いました。聞いてらっしゃいましたよね?」

「あ、ああ」

「わたしは経済的な理由で先代くんの家に下宿させてもらっています。彼のおばあちゃんも一緒に暮らしてます。彼とわたしは男女の間柄でもないですし、当然SEXなんか

したことありません。わたしは今、事実無根のことをユウさんに言われて精神的なダメージを受けました。どうすればいいですか?」

「小学生の子供の言ったことだから・・・」

「父親としての意見なんか訊いてません。センセイの法律専門職員としての見解を言ってください」

「それは・・・」

「センセイ、今、弁護士バッジつけてるじゃないですか」


 クールビズにわざわざ上着を着てきたのはそのためだろう。スーツの襟元にはバッジがついている。

 威嚇するための小道具が、17歳の少女にあしらわれている。


「お父さん・・・」


 ユウが父親をじっと見つめる。


「・・・確かに、娘の発言は根拠の無い誹謗中傷ととられても仕方がない。申し訳ない」


 ユウの表情が失望に変わる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ