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タイシとシナリ  作者: @naka-motoo
第3章 夏休み
55/142

第55話 そこのカップルさん


 本格的に泳ぐ、という発想は正直無い。なので、夏っぽさを味わうという視点を最優先し、流れるプールに身を任せた。

 僕は究極までリラックスした平泳ぎの態勢で、志成は浮き輪に体を通して。

 最初の3周ほどは2人並んでぷかぷかと廻ってみた。その内に僕はちょっとだけ自分の推進力を使って、すいっ、と志成の前に出る。すると志成も少し足をばたばたさせて追い付こうとした。

 何となく面白いので徐々に加速していく内に、どんどんスピードが上がっていった。

 志成も意地になって僕に追い付こうとする。10周を超え、はてしなくこのデッドヒートが続くかと思った時、”ピ、ピーッ”、と笛が鳴った。


「そこのカップルさん、無理な追い越しはしないでください。小さなお子さんもいますので」


 係員の人の声だった。カップルかどうかはともかく、明らかに僕と志成のことだったので、すみません、と頭を下げ、こそこそとプールサイドに戻った。

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