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タイシとシナリ  作者: @naka-motoo
第1章 1人目の敵
25/142

第25話 友情にかけて・・・

「樹、田中さん、ほんとに大丈夫?」


 残る2人がクラスで浮き、いたぶりの標的にされる確率は高い。


「そうなったら俺も休学するよ。その時はよろしく」


 こんな時にでも冗談を言えるのが樹の強みだ。樹と共に過ごした2年間で僕の心がでどれだけやわらかくなったか知れない。


「樹、田中さんを護ってあげてくれよな」

「・・・分かった。大志との友情にかけて田中さんを護る」


 田中さんが微笑して志成に語り掛ける。


「加ノ上さんって、強いね」

「ううん、強くないよ」


 確かに、強い、というのともまた違う。おそらく一週間の志成の様子を見て周囲は畏怖している。


「認めたくないけど、わたしじゃ加ノ上さんには絶対勝てない・・・・大志くん」

「うん」

「命に関わるようなことだけはしないでね」

「・・・分かった」


 田中さんは、僕と志成がやろうとしていることの本質を、ぼんやりと感じ取っている。


「加ノ上さん」

「はい」

「大志くんを守ってあげてね」

「うん、わかった。え・・・と」


 何だ?


「田中さんとの友情にかけて!」


 おそらく、初めてであろう、志成の冗談に4人して笑った。

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