表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイシとシナリ  作者: @naka-motoo
第7章 最後の敵~決戦前になすべきこと
112/142

掛け軸、見せてください

 もうやめようかと思った15軒目。インターフォンに出たのは女性の声だった。


『はい、どなたですか?』

「突然すみません。忠さんという方が居られたら話をお聞きしたいんですが」

『ちょっとお待ちください』


 10秒ほどして、がちゃっとドアが開く。見ようによっては40代くらいにも見える女性だ。


「忠は息子ですが、あなたは?」

「先代大志と言います。高校生です。忠さんのことで色々とお話をお聞きしたくて」

「どういうことですか?」

「ええと・・・」


 不思議なことに近田忠の母親は、志成に初めて会った時の感覚を思い出させた。だから僕は、包み隠さずにすべて話すことにした。



 近田忠の母親は、僕が一方的に話すのを黙って全部聞いてくれた。先代家の大徹さんのことも、ひいばあちゃんのことすらも。その上にご主人にも話を聞かせてから忠のことを教えるかどうか判断したい、と言った。まるで志成と同じだ。忠の母は条件を出した。


「その大徹さんの掛け軸を見せてください」


と。

 意図は分からないけれども、僕に選択権のあろうはずが無かった。だから、先代家に来てもらって、忠の父と母に話すことになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ