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第11話 パートナー、見つけた
3人は京都に行った時、事故に遭って亡くなったこと。運転手が無呼吸症候群になり、対向車線に飛び出して来たコンビニの配送車と正面衝突したこと。自分が妹をとても大切に思っていたこと。ばあちゃんは3人の死が分かっていたことすら全部話した。
店に入ってから3時間以上も居座ったことをマスターに謝り、家に帰るともう8時半を回っていた。
「大志、遅かったな」
「ごめん。でも、ばあちゃん、見つけたよ。相棒を」
「そうか!」
「うん。名前は加ノ上志成さん。志が成る、で、志成」
「いい名前だ。大志と2人合わせて大願成就だ!」
「うん。それでね、明日、彼女の家に行くことになった」
「え?」
「この話を僕から直接説明して欲しいって。何か、まずい?」
「いや、まずくはない。むしろお前が神速のごとく早く行動できたことを褒めてやりたい。だが、ここまで早いとは・・・・」
「どうしたの?」
「1人目の敵はな、志成の父親なんだよ」




