プロローグ
作者打たれ弱いので、作品への誹謗中傷は一切見なかった事にします。酷い場合は警告無しに対処したりもしますのであしからず。
誤字脱字や引用の間違い指摘などはとてもありがたいので、知らせてやろうという奇特な方は宜しくお願い致します。
また、全ての作品において、暴力や流血などの残酷な描写、性的な表現がある可能性があります。不快に感じる方、苦手な方は読まないでください。
3/27:前書き変更
痛みならば耐えられた。
苦しみならば飲み込めた。
それが自分自身へ向けられたものならば、いくらでも受け止められた。
一度、あの人に聞いてみた事がある。
「どうしてヒトは、ヒトを傷付けるの?」
今ならそれが、どれほど浅慮で、どれほど残酷な質問だったか分かるけれど。
あの時は、純粋に、教えて欲しかった。
どうして哀しい事と知りながら、人は誰かを傷付けるのか。
あの人は言った。
「人が人を害する理由はいつだって、愛、だ」
自己愛、家族愛、恋愛、友愛、宗教愛・・・何れにしろ、
それほどに人を突き動かす何かはいつだって、愛、だ。
あの人はそう言って、とても哀しそうに微笑んだ。
ねえ、どうして?
それが本当ならば、どうしてあなたは・・・・・・・・・。
だれか。
どうか、誰か、あの人を助けてください。
わたしの痛みを、苦しみを、哀しみを、全て取り上げてしまったあの人を。
お願い。
だれか。
読んで下さった全ての方に感謝致します。
本編は暫く説明過多なぐずぐず進行ですので、超斜め読み推奨です。
75度くらいで。