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雨の中のわたし

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/05/01

雨がただ一心に強く降り続けている

止む気配は一向に見せずに降り続ける様は

災害の予感を引き寄せて来るかのようである

私は雨の中で傘も指さずに立ち尽くしていた

この雨が止む頃に私も一緒に消える事が出来たのなら

未練を残す事なく現世から離れる事ができるのであろ

思考回路は雨の一色になり

風邪をひくのを通り越している

ああ

雨は無常に降り続いていて

自然の強さをあからさまにすることもなく見せていて

その自然の中の一部として存在する私は

あまりに小さな存在であり

その小さな存在の私が

流れる雨のように世界から消える事が出来るのなら

私は満足しか感じないと思うんだ。

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