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渇き  作者: 赤紫
5/6

起床

勤め人a


起きた。この一言に現状を説明する適性はない。しかし、それ以外に知覚できることはない。


また意識が深く落ちる。


夢の中だろうか。真っ暗で視界は効かないのに、不思議と身体の存在を感じる。徐々に暗さになじんだ私だけれど、視界は全く開けない。


ふと、どうでもいいと望めばぐちゃぐちゃに壊れて、死んでしまいたいと願えば死んでしまう様な気がした。言い換えれば、万能感を覚えていた。確信はしていないのに、不思議と直感していた。思考とは別の器官が、ずっと(・・・)万能感を訴えていた。

酔いの覚めた感覚があった。万能のぬくもりが薄れていく気がする。万能でなくなることに焦りを感じるとともに、私は万能であったと自覚した。


万能でありたいと願った。

aの酔いが覚めました。何が抜けたんですかね。

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