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渇き  作者: 赤紫
4/6

暗幕の中

The following is about a man.

視点が変わります。

月見人b


....血の味も知らないで。人の知識しか知らないのだから、あの人はうまれたばかりなんだろうなぁ。人間であった時の記憶と、吸血鬼になったという強い実感だけを頼りに考えていたのだろう。しかし、人間であった記憶が強いのかね?うまれてすぐは血が枯渇していた筈だけどなぁ。人と話込むリスクをとったのだから、最終的には血を吸おうとしてきた筈だし。どんな思いが、どんな経験があの人に吸血をさせなかったのかな?


どうしてかは置いておこうかね。この血に酔った幼子をソファにでも転がしておかないと。周りから見ればただの人間だろうけど、今は人にみられると不味いものだから。社会に順応させてからでないと自然な出会いをを演出できないからね。どうすればこの子の助けになるかは考えるにしても、今でない方が都合がつく。よし、運んでくるかね。


あぁ、あまり会わないものだから忘れていたけど呑んだくれた吸血種は体温が高いな、……潰れて眠ったのなら暫くは起きないだろうし、僕も眠いし、保温材としては丁度好いかね。この人が起きてから話すことはあるけど、今はできないのだから。

「おやすみなさい」

二人称が変わっていますが、種としてだったり、それをそれとだけ認識したり、相手の呼び方が無意識で変わっているからです。


たくさん立て込み泣きそうになっていましたが、進められてよかったです。

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