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くりかえす青  作者: 駄book
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memories

 朝、うだるような夏の朝を感じて目が覚めた。眠い目をこすりながら朝飯を済ませ、学校に向かった。学校に向かっている途中いわれのない吐き気を感じた気がしたが気のせいだった。ただ、学校に向かう足取りは自然と重くなっていった。「こんなはずじゃなかったのに」一人空に向かって呟く。空はあいにくの晴れ模様だ。なぜこんなに陰鬱とした気分なのか、それについての原因は別に今日が月曜日だからということだけではない。主な原因は金曜に親友である小柳景と些細なことで喧嘩をしてしまったことにある。

 僕の学校生活を一言で表せばそれは「無」であった。別に誰にいじめられるでもないし誰と仲がいいわけでもない。そんな生活を変えてくれたのが景だった。景とは高校2年の時に同じクラスになり、席が近かったこともあり僕と景は自然と仲良くなった。ある一件があってから人と距離を置いていた自分からすればそれは驚くべきことだった。景は自分とは違い、なんでもできた。友人は多いようだし、部活には入っていないがスポーツ万能。挙げ句の果てには勉強もできる。そんな景と僕が仲良くなったのは景の親しみやすさにあった。景は誰とでもすぐ仲良くなってしまう。そんな景に若干の憧れを抱きながらも心の中ではある種の嫌悪感を抱いていた。だから景と喧嘩をしてしまったのは必然なんだろうな。そんなことを考えているうちに学校に着いた。まだ朝のにおいが薫る教室はやけに騒々しく、この日の僕にはうんざりするほどのものだった。しかし、教室に入って飛び込んできた言葉はあまりにも意外なものであり、思わず卒倒してしまいそうになった。「景が死んだ。」 口々に同級生たちが話していた。

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