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1話 死

今作は、他作品のアイディアが浮かばないので息抜き程度で作った作品です。なので、更新が遅いですが、ご了承ください。

初めまして、春川傑といいます。今僕はビーチに来ています。いや、正確には来させられた、と言った方がいいですね。どうゆうことか、それは遡ること30分前の事ーー


「暑い…これだから夏は嫌いだ…夏よ滅びよ、今すぐ滅べ…はよ来い冬よ」


交差点で信号待ちをしていた僕はあまりの暑さに夏に向かって呪言を吐いていた。


「きもっ!滅びるべきはあんたなんじゃない?」


後ろからした声に眉を顰めながらも振り向くと、そこには幼馴染の玉川雪乃がいた。雪乃は僕の事があまり好きでは無いらしく、いつもこうやって暴言を吐かれるのだ。


「やぁ、雪乃。相変わらずだね。もう少しくらい優しく声をかけてくれてもいいと思うんだがね?」


それに対する返答はなく、雪乃はぷいっとそっぽ向いてしまった。僕はそんな様子に苦笑といった表情をしたが、すぐに消した。なぜなら雪乃に向かって車が猛スピードで突っ込んで来たからだ。よく見ると運転手は眠っており、完全なる居眠り運転だ。しかも手にはビールも持っていたので飲酒運転もしているようだった。僕は慌てて雪乃の腕を引っ張り、引き寄せた…がその反動で僕がさっきまで雪乃のいた場所に移ってしまい、結果的に僕は轢かれてしまった。


「…る!……ぐる!なん…!?…か!たす…!すぐ…!」


薄れゆく意識の中で雪乃の声が途切れ途切れに聞こえてくる。


あぁ…雪乃に告白し損ねたな…ははは、こんな事になるならさっさと告って玉砕されときゃ良かった…


僕は雪乃の事が好きだった。けど、雪乃は僕を嫌っていると思っていたので、告ることが出来なかった。けど、死にかけの状態になって後悔が残ってしまった。


だんだんと雪乃の声も聞こえなくなってきて、とうとう死ぬという時、僕は光に包まれた。あまりの眩しさに目を閉じ、数秒して収まったのが分かると、恐る恐る目を開けた。


そこは僕が轢かれた場所でも、病院でもなく、リゾート地のビーチのような場所だった。



誤字・脱字等あれば、教えていただけると助かります


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